『検察側の証人』を読む

こんにちは、あいりすです。

はてブ今週のお題が「最近おもしろかった本」とのこと。ジャス民ブックリスト作りを目論む私にとってはなんともありがたいお題!

ということで参加させていただきます!!

ブックリストの中身充実させたいですし!

※ジャス民ブックリストとは…
メンバーが好きと言っている本、メンバーが出演したドラマや映画、舞台の原作など、ジャス民ならより楽しめる本を紹介したり、もしくは初読の感想を綴ったりする予定で、私あいりすが勝手に作った、当ブログのいちカテゴリーです。

 

ちなみに前回紹介した、リスト第1作目はこちら~!

中間さんの愛読書であり、来週からドラマも始まる話題作の感想です。(後半にネタバレ含むため、未読の方、ドラマを楽しみにされている方はくれぐれもご注意ください!!)

iris-rw7.hatenablog.com

 

 

ジャス民ブックリストの2冊目とするべく、読み直した本は!

 

検察側の証人

アガサ・クリスティー作 加藤恭平翻訳 
ハヤカワ文庫

 

ハヤカワ文庫のクリスティーシリーズは表紙もお洒落で好きなんです!

 

 

この本は、昨年小瀧望さんが主役を務められた舞台、「検察側の証人」の原作です。

舞台のダイジェストはこちらから少し観ることができます。
舞台の企画・製作シーエィティープロデュースが公開している動画です。


www.youtube.com

 

<あらすじ>

主人公レナードに殺人容疑がかかってしまう。状況的にレナードは不利な立場だが、レナードに会った者は皆、レナードが犯人ではないと確信する。そこにレナードの愛する妻ローマインが現れレナードを庇う様子を見せるも束の間、あろうことか検察側の証人として出廷、レナードに不利な証言を重ねて…

 

 

タイトルどおりの法廷劇。
弁護人と検事の応酬。判事の制止。証人尋問。

法廷でのやりとりには冗長さもあるけれど、それも含めて観客と読者は、知らない間に法廷の一聴衆になってしまいます。レナードの不遇に心を痛め、その実直さに感化され、妻ローマインの赤裸々な証言に驚き、レナードを疑い始め…。

そしてレナードに最後どんな判決が下るのか、野次馬的な期待感と、展開の臨場感で物語のラストまで緊張、目が離せません。

(残念ながらご時世もあって舞台を拝見することは叶わなかったのですが、原作通りならあの役はどんな演出になっていたのか、気になってしかたないです…!!)

 

そして圧巻は、最後の1/10に全体の半分の比重が掛かっているといってもいいくらいのラスト。ここはもう見逃し厳禁です。

 

 

もともと戯曲として出版された本作は、舞台用の台本のようなト書きとセリフのみで書かれているのが大きな特徴です。

ちょっと舞台俳優の気分を味わえるような、独特なおもしろさを感じられる反面、ある種のとっつきにくさを感じさせるかもしれません。

とはいえ分量は中編くらい(本編220 ページ)で、本の幅もパッと見「薄っ!」てなるくらいなので、気軽に読めて手にも取りやすいかなと思います。

分量に対する満足感はピカイチです(当社比)

 

それはそうと、レナード青年(特に前半の)のなんとも小瀧さん味あふれる様子といったら!

セリフがすべて、小瀧さんの声に勝手に脳内変換されるし、舞台を見ていない私でもレナード役には小瀧さんがしっくりくるのが分かります。

 

 

今回は読み直しということで、余裕もあり客観的に読めたので、感想ブログというより書評に近い形での紹介としてみました。

 

読書の季節ですし、この機会に舞台をご覧になった方は場面場面を思い出しながら、観ていない方は新鮮な気持ちで、読んでみるのもいいかもしれません。

夏の読書感想文!『medium 霊媒探偵城塚翡翠』を読んで

風が吹けば桶屋がなんとやらとはよく言ったもので。

目下の世界的な流行り病のせいで、私も本を読む機会がめっきり減ってしまった。

 

例に違わず話せば長いのだが、手短にいこう。

もともと図書館派、気に入った本は買うといったスタイルで読書を楽しんできた。

 

しかし。

かの自粛期間で当然図書館は行けず、明けても足は遠のき、代わりに始めたのがインターネットの世界と図書の購入である。当然と言えば当然の成り行きかもしれない。

活字に飢えているものだからついつい買ってしまうのだが、ちょっと合わないなと感じる本もやはり多く、だんだんと購入頻度も控えめになってしまった。

 

先日、幸いなことに図書カードを頂く機会があり、また小説でも買ってみようかと久々に書店へ足を向けてみた。

 

気になっていた本を2冊ほど買ったのだが、

これが大当たりも大当たり。

 

購入した本に心から満足したのは久々かもしれない。

今回はこの本の話をしたいと思う。

 

 

 

と(カッコつけた)前置きが長くなりましたが!笑

今回は趣向を変えて、それに夏ですし(⁈)、読書感想文的なものを少し書きたいなと思います! 

※本ブログは小説をおすすめする「書評」ではなく、「感想」をメインとした「感想ブログ」という位置付けて書いております。そのため読了後に読むことを想定しており、内容に踏み込んだ記述があります。未読の方はご注意ください。

 

まあ自主的に読書感想文を書こうとは、私も成長したものですね。しみじみ。

 

というわけで

 

相沢沙呼

『medium 霊媒探偵城塚翡翠(講談社)

 

先日、読了いたしました~!

読書好きの知り合いから薦められたり(そして推しグルの最年長様が好きと公言していたり、中間さんが主人公可愛いって言っていたり、淳太くんが面白いって言っていたり)と、もとから気になっていた本ではあったのですが、先述の損気な性格(?)で購入には至っていなかった本作。

 

 

この間ぼーっとTLを眺めていたら、今秋から実写ドラマになるとのニュースが!

 

主演は清原果耶さんとのこと。落ち着いた印象のある女優さん。

主人公・翡翠ちゃんのキャラクターが無性に気になってしまいまして!

ここで買わずしていつ買うんだ?

今でしょ!(古っ)

 

というのが一連の経緯です。めちゃくちゃミーハーなんよ自分。

 

!!以下ネタバレ含みます、未読の方ご注意ください!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いや話したいことはたくさんある。

 

 

 

 

まず結末ですよね。

ここに触れずしては始まらないです。

 

最後にどんでん返すミステリはたくさんあるし、クリスティでびっくり仰天何回も経験済みだしミステリの展開的にはそれなりに慣れてはいる。

(いや逆に犯人気づけず悔しい…、香月・鶴丘、違う名前の印象で惑わされた気が)

 

でもここまで人物の性格がどんでん返す作品ってあるん??

(いうてそこまでミステリに造詣が深いわけじゃないのであるかもしれない)

読んでいて翡翠ちゃんの豹変ぶりに背筋が寒くなりました。

 

そして圧巻なのが最後の場面。謎解きと相場が決まっているミステリの常識を覆すラスト。

 

だって謎解きはそれぞれの章、納得の行く形で終わっていますからね。すでに。

そこに新しい解釈を入れ込んでくるという。

そういう形のラストがあったか…!!と痺れました。ビリビリでした。

 

しかも犯人の自白とか新たな物証が出てきたとかそういうのは一切なく。

物語に出てきた手札だけで、論理的に(これめっちゃ重要!!)もう一つの筋道を作るという神業。

「すべてが、伏線。」*1 本当にそのとおりでした。

つまりは筋の通ったプロット2種類用意してるってことですよね。

そして第2のプロットに必要な物証を、本編にさりげなくちりばめているんですよ。

 

いや~手の上で転がされてるなア~~!!!

 

読み終わったとき快哉しましたね!

裏切られた悔しさを通り越して、もう清々しいことこの上なかったです。

緻密、緻密すぎる。

 

結末と第2のプロットを知ったら読返必至です。

これ書いたら私もすぐさま読み直す所存!!

 

個人的には特にセーラー服の三角タイの話が印象強かったです。

おかしいとも謎とも思われていなかった、そういえば言っていたな程度のものが、謎解きのピースになっていたという衝撃を一番感じました。

翡翠ちゃんのいう、日常に潜むミステリ「日常の謎」<本書文庫版p. 405 ℓ 5>の真骨頂ですよね。

 

そして

翠色のスカーフがふわりと二つ折りの三角形状に広がって、(中略)抵抗の際に暴れたのか、スカーフにはローファーらしき靴跡が残っており、それが事件の痛々しさを香月に連想させる。 <本書文庫版p.225 ℓ 6~10>

読み返すとちゃんと書いてあるんですよ。

地面に落ちてる被害者のタイの折り方、もとい被害状況の説明箇所なんて注意して読んでなかった。(ごめんなさい汗)

逆に読者の注意が散漫になるところ、見透かされてるってことですよね。

恐れ入りました…!!!

 

 

すべて見通した翡翠ちゃんの行動の計算高さにも舌を巻いてしまいました。

どういう行動をしたら香月先生が信じるか、誘導させれるか。

翡翠ちゃん怖い子だ。。。

 

翡翠ちゃんの性格(化けの方)に関しては、この感じ最近どこかで目にしたなと思っていて。

そうだ。

蟹を食うの彩女さん*2だ、と気づきました。

 

男性がいかにも好きそうな女性なんですよね、翡翠ちゃんって。

一挙手一投足が可愛すぎるんです。

読んでいて人物としてイメージがつかみにくいなとも感じました。

 

ベクトルは違えど、風貌といいしぐさといい、翡翠ちゃんも彩女さんも男性の思う理想的な女性を具現化したキャラクターのように思います。

実際のところ、ほぼ男性目線(香月先生目線)の描写ですし。うん。

翡翠ちゃんもこういう役割の子なのかなあと思いきやの、すべては香月先生に近づくための演技だったわけですが。よくよく考えてみれば、距離の詰め方違和感大ありだったな。

前半読んでて似合わないのではと思っていた果耶ちゃん配役、納得いたしました。

 

 

ミステリとしては、ホラーとの融合のような、新感覚を味わえました!

特に前半薄ら寒くて怖かった…!読みながらゾクゾクしてしまいました。

家に水滴落ちてたらどうしようとか、本気で思った。

それにミステリを読んで洗面所が怖くなったのは、小学校低学年のころにルブランの『813』を読んで以来かもです笑

熱~~~い夏に読みたくなる作品です!

 

それでまた後半の謎解きシーンで、いやな寒さが一気に解消するのも乙です。

こちらもある意味怖いのは間違いない。

そういう意味で最終話は、超常現象と人間という、怖さの本質の二大対決を目の当たりにした気分でした。

論理的思考を武器とする推理作家が超常現象に囚われていて、超常現象を扱う霊媒師が霊感がみじんもない論理的思考の使い手だったという、2つの「逆」向きの逆説性にも魅せられましたね。

 

あとは、死にかなり寄り添った作品だなと感じました。

一つひとつの死が丁寧に描かれていたり、死ぬ間際の無念の表現、霊が停滞するという話など、最終的に翡翠ちゃんのデタラメということになってはいますが、真に迫る描写の数々にハッとさせられました。

ミステリではしばしば当然の効果として、象徴として、当たり前のように描かれ消費される死。

この作品で死の重さや残酷さが改めて胸に刻み込まれたとともに、筆者が今までのミステリの在り方に問いかけているように感じました。

 

本当に最後まで面白く、インタールードⅠⅡⅢがどのような形で本編に絡んでくるのかも気になりながら、心霊現象にゾッとしたり、かりそめの翡翠ちゃんと香月先生に微笑ましくなったりと、これぞエンターテインメントな1冊でした。

構成とか、個々の事件とかの感想もたくさんあるのですが、長くなりそうなので今回はこのくらいにしておきます!

読返しつつ、他のキャスト予想でも密かに楽しもうかな!

 

それから『Invert城塚翡翠倒叙集』は読むの確定で、あとは山田風太郎サラ・ウォーターズを読まなきゃですかね!

 

そしてまだ感想文書けてないちびっこたちへ!

夏休みはまだあるぞ!頑張れ!!

(ただ感想文のタイトル、「本の題名 + を読んで」 はどうもよろしくないらしいので注意してね)(説得力皆無)

 

それでは!

*1:本書のキャッチコピー。公式HP(リンク先)ご参照ください

http://kodanshabunko.com/medium/

*2:Gino0808作『雪女と蟹を食う』の登場人物 雪枝彩女 のこと

3年目の終わりに初めて彼らと対面した記録~とべかん8/11レポ(のようなもの)~

3大ドームツアーTO BE KANSAI COLOR  -翔べ関西から- 完走おめでとうございます!!!

 

昨日、東京ドーム8/11公演、参戦してきました。

 

彼らの背中を追いかけ始めて丸3年(正確には2年と11ヶ月)になろうかというところの初めてのライブ。

右も左も分からないなかの、初参戦のピュアな(?)感想、残しておきたいと思います。

 

まず、開演前。

時間ない!!!

ふわふわしすぎて何も手につかない、何をしたらいいのか分からない!

スマホの電源切らなきゃ!!と思ってたらホーム画面スクショしてました 笑

とりあえず、(上下左)右に倣えでうちわとペンラを用意。

おたおたしてたら円陣の掛け声、聞き逃した泣

 

と、突如会場が暗く!

周りが立ち始めて、お!立つんだ!!という。

ペンラとうちわと奴と水筒ケースで手元ぐちゃぐちゃのまま、とりまペンラを赤にして立ちあがります。(持ち方にもコツがいるのね!!)

 

確かここで(すでに記憶飛んでます)キャラ説明の映像が流れ始めます!(ナレ川島さんやったんや)(この低い声誰やとは思った)

 

WESTどこからくるんやろ??と身構えてたら

上から降りてきた!!!

 

おぉすげぇ!!というありきたりな感動は束の間。

目の前(実際はそれなりに遠く)にWESTがいるという光景が信じられなさ過ぎて

「あれWEST??ほんとにいる?あそこにいるのWEST??」

「そうだよ、いるんだよ!!!」

とA.H.O. みたいな質問友人に繰り返してました(迷惑)

 

だんだんWESTと同じ空間にいるという実感が湧いて、じわじわと涙が出てきて止まらなくなって、for now and forever中ずっと泣きじゃくっていました。(周りの人ごめん)

思考停止状態ただただ涙出てきて、ペンラ振る気力さえもなくて立ってるだけで精いっぱいでした。

人って感情のキャパ超えるとこうなるらしい。

自分よく倒れなかったなと思う。脚力の強さやっと役に立ちました。(そこ?)

 

でもビクショくらいからだんだんノれるようになってきました!

みんなで踊ったりして楽しくなってきた!!

ライブって感情忙しいーーー!!!!!!!

 

濵ちゃんめちゃくちゃ手を振ってくれてヤバかった。

優しい!!

 

曲のときには、可動ステージで

照史くんとのんちゃんとしげちゃんが止まって歌ってくれる場面が…!!

 

照史くんの顔見てしまった。

のんちゃんの顔見てしまった。

しげちゃんの顔見てしまった。

この目で。

魂抜けました。

 

なにしろ丸3年画面越しにしか彼らを見たことがなかったので、メンバーの顔を肉眼で見ているという事実に驚き戸惑いご尊顔を拝することしかできませんでした。

目が大仕事しすぎて、他の器官働いてくれなかったっぽいのよな~。

お顔以外の他の記憶が、ない。

 

 

しげちゃんに関しては感情がバカデカすぎるので、自分が見えた全てに何かしらリアクションを起こしてた気がしてます。めっちゃ挙動不審だったと思う。

 

しげちゃんについて、そのバカデカ感情、吐き出させてください!

 

まずパラパラコーナー!

なんとしげちゃんが私のブロックに!!!

それまで何回か通ったりはしてたけど、ちょうど背中を向けてたり下向いてたりでお顔をしっかり見ることがかなわず…。

ピロピロ~の手前で来てくれて、お顔が正面向いた途端、

文字通り

膝から崩れ落ちました

(めっっっっちゃきれいに崩れ落ちたと思う)

 

よく本物はテレビよりカッコよかったとか可愛かったとかよく言うけど、いやマジで頭真っ白何も考えられない、今、生しげちゃんのお顔が、私の網膜に映ってるという事実を受け止めるのでいっぱいいっぱいでした。

立ち直って意識戻ったときにはもうサングラス!

でも!!短い時間でしたがヤバかったです。

 

サングラスかけてても、ピロピロフリータイムみたいなとき(プリンとか杏仁豆腐とか言ってたとこです!)、困った顔(?)でメンバーの方向いて笑ってるすがたがマジで可愛すぎてやられました。

生であのしげちゃん見れて心拍数跳ね上がった。

 

あとはもう、間違っちゃいない。です。

移動してるときからこれは来たなと思ったけど、曲名聞いた瞬間にもう感情が分からなくなった。

特大きりしげとしげちゃんの口上と、しげちゃんのこの曲に掛ける想いを、本人の口から直に聞けてたんだよね、あのとき。

未だにその場に自分がいて、しげちゃんの想いが言葉になる瞬間に立ち会っていたことが信じられないです。

 

そしてしげちゃんの生ピアノ。

鳥肌がすごかった。

涙が止まらなかった。

目に映る赤のペンラの海。耳に届くしげちゃんの音色。そして東京ドームに立っているんだという感覚。

全部が今で本物なことなかなか信じられなくて、でもその景色が状況がそうだから信じるしかなくて、そしたらもう涙止めようがなくなりました。大号泣。(周りの人ごめん)(2回目)

 

せっかくの生演奏がぼんやりとしか見えなかったなあ。

でも確実に、身体全体で幸せを受け止めてた時間でした。

 

あとアウトロもすごかった。

何でだったかは忘れてしまったけど、前に間違っちゃいない。のアウトロ、ドームで会場全体でやれる日がくるといいななんて言ってたの聞いてたから。

その東京ドームで、そしてそこに自分がいて、自分もアウトロの1部になれているという、なんか高揚感と一体感が堪らなかった!!

 

個人的に昨日のライブのハイライトは「間違っちゃいない。」で確定です。

 

それからしげちゃんの歌う時のあの背中の角度、生で見れたのは最高すぎて最高すぎたから言います。

最高すぎた!!!!

しげちゃん乗せたトロッコありがとう~!!!

あといつも聞いてるのと声が少しだけ違うなって!声質のクセが丸くなった印象でした。やっぱ生ってすごい。(音響とかの関係かも!)

そして想像より大きい方でした!!想像してたサイズよりひと回りくらい大きくて、勝手にびっくりしてました。

 

そしてそして、しげちゃん昨日が20代ラスト!ということで

すごく良い節目のライブに入れたなと感激でした。

お誕生日もうすぐおめでとうございます!!!

 

ライブ全体に話戻ります!

 

特効すごかった!!

手前のステージの炎熱かったなあ!

けっこう離れてたけど、熱い!ってなってびっくりした!!

炎演出って本当に熱いのね!

 

花火の音も大きくて、迫力ものすごい…!!

奥のステージで上がってた小さめの花火、夏らしくて素敵でした!

 

声出さないで盛り上げる工夫も凝らされてたなあ!

踊るのもだし、跳ぶのとか手挙げたり、中でもペンラでWaWのC&Rできたのは最高かもしれない。

ドームでC&Rするという夢が叶った!

踊るのは最近の振付動画あるのは自信あるのだけど、円盤激弱オタクなので他のは流れに身を任せてました!笑

予習大事ね!

でもダンス楽しい~~~!!!

 

めっちゃ記憶にあるのがホルモンのはまかみりゅせパート!

「そうだよなぁ神山!」のくだり、ハピライじゃん!ってなった!

でも神ちゃん!!!今回は応えてた~~~!

「どっちなんだい!」「や~る!」

かみりゅせ可愛かったな!!

 

生配信の企画あったのも特別感!

ここは世界中のファンが目にした(する)と思うので、割愛で!

すごいサプライズだった!太鼓がお腹に響いてびっくりした!!

あとはとにかく、配信前の神ちゃんが可愛すぎましたね…!!

 

アンジョー聞けたのも震えたなあ!

ダブトラで見てヤバいと思ったけど、生アンジョーは迫力段違いだった!!

熱きかみしげ最高!!

かみしげの余熱でパート忘れちゃったりゅせさんも可愛かった笑!

 

アンリミも良かった!!
歌詞がドームで歌ってるWESTと重なって、ドームにぴったりの曲だったと思う!!

 

しらんけど、ツッコミ淳太くんの移動の導線が見れたの面白かったです笑

最後?はまちゃん?(記憶が怪しい)

「言わんのかい!」

ってなった笑 (なんかそんなところありましたよね?泣)

 

ダンスコーナーもYSSBからのパリマニからのPUSH最高カヨ~~~泣

バチバチのダンス曲なのに周りみんな踊ってて、円盤でも客席ではこんな感じで踊ってたんだ!と思って新鮮でした!!なんでも踊れちゃうジャス民素敵すぎた!

欲を言えば手前のステージにいて、ダンス正面から見れなかったのが残念だったかな!

 

曲なんですが、迫力すごすぎて毎曲毎曲、歌割の知識がゼロに戻ってしまう…。「次誰歌うんだっけ?」みたいな。

当たり前なんですけど、普段CD聴いてるのとは違うなと思いました。(どんな感想)

初めて曲聴いた人みたいになってて(それはそれで楽しめるのだけど!)、なんか悔しかったので次行くときは勉強していきます!

 

あとペンラ!

色合わせ初めてで、間に合わないことあった~!

ほんとに自動制御かと思うくらい色がそろってて、気づいたときには私だけ赤で焦ってカチカチしてた汗 (モグリじゃないので悪しからず!)

タイミングとかも、ここで変えるんだ!なるほど!ってなったり。

最後の方の挨拶とかはスムーズに変えられた!

やっぱり色が揃った景色は7人7色圧巻でした!!!!!!!

 

いや~いろいろ書いてきたけど、

実はライブの中身・セトリあまり憶えてないんです。。。

目の前を映像が駆け抜けていく感覚というか。止まってくれないんですよね。

○○のときの誰々のあれが最高だった~!とか細かく書きたいのはやまやまなんですが……、あまり思い出せない…!!

でもそれがライブの醍醐味なのかもしれない。

その瞬間の幸せというか。巻き戻せないのもいいかもな。

 

あと特にライブ初心者、困ったことが。

本人たちと画面、どっち見たらいいの!?

ライブに来たからには本人見たい(けど、見えない!)(小声)

画面見始めると画面ばっか見ちゃうし…。

目が前に付いてるのが恨めしい。全方位見たい。

熟練者どうしてるのーーー!!

ぜひ教えてください!!!

 

そして次への反省点!

・時間に余裕を持って行動すること!

・ダンスの予習の手を抜かないこと!

・ペンラは利き手に持つこと!

・歌割覚えよう!

そして

・双眼鏡持って来ること!

・双眼鏡持って来ること!

・双眼鏡持って来ること!

大事なので3回言いました。

いろんな人に言われたのに持ってこなかったことを会場で大反省しました。

双眼鏡マジで要りますね。

 

昨日1日でライブの楽しさ身をもって知りました!

それから、WESTが実在してるってことも。(大事)

 

総括!

ライブめっちゃ楽しいな!!!!!!!

 

でも一言だけ。

今回のライブでも、ご自身や周りの方の状況や考えで泣く泣く参戦を諦めた方、TLでも拝見しましたし、特に今の状況下でライブに行くことを楽しいと単純には表現できないとも思っています。

今の状況が落ち着いて、ライブに行きたい人が安心して行ける自由な社会に戻ること、切に願っています。

 

 

書き忘れたことたくさんありそう…!

でもそろそろ締めようかな!!(思い出したら追記する~!)

 

 

3年前の暮れ、Mステで2大ドームを発表してから、長い長い「延期」でした。

そしてその間にいろんな夢を叶えて、

そして3大ドームとなって、今年やっと叶った東京ドーム公演。

 

そんな大舞台に参加して、景色のほんの一部にだけどなれていたことが、ほんとうにほんとうに幸せでした。

 

昨日の景色は絶対忘れられません。一生の思い出です。

ジャニーズWEST、どこまでもついていきます!

一つひとつ夢を叶えていく姿が大好きです!!!!!!!

 

チームジャニーズWEST
ありがとう!!!!!!!

 

 

そして

3年前から一緒に行こうねと約束してくれて、このドームまで連れてきてくれた友人には感謝してもしきれません。最高の景色と思い出を分けてくれて本当にありがとう。

祝放送開始3周年記念!!!今夜は「これは経費で落ちません!」を語りつくします!

本日 7/26 は「これは経費で落ちません!」ドラマ初回放送3周年!!!おめでとうございます!!!

 

ということで、申し遅れました。こんばんは、あいりすです。

 

今日からちょうど3年前、2019年7月26日金曜日、夜22時。

 

あのときたまたまテレビが点いていなかったら…。

きっと今日はただの平日だったし、今これを書いてはいないでしょうね。

 

この作品にはいろいろと人生を変えてもらいましたし、とても大切な作品です。

そして、それと同時にこのドラマが本当に大好きです。

 

一昨年は作品を一気に見返して、Twitterを始めた昨年は好きをひたすらに語る、一人ラジオ的なものをやってみたり、あの手この手で今日をお祝いしてきました。

今年も何かしたいなあと思ったときに、そんな「好き!」をせっかくなら色んな方と共有してみたい!と思い、アンケートという形を取ることにしました。

 

今、このブログを書けているのは、この企画にお付き合いくださった方がいらっしゃるからこそです。

 

改めまして、アンケートにご協力くださった皆さま、ありがとうございました。

 

今回はこのアンケートに寄せられた回答をもとに、これ経の名場面や魅力を振り返っていきたいと思います。

今夜は思いっきり、これ経を語りつくしたいと思います!!

かなり長くなるかとは思いますが、どうぞお付き合いくださいませ!!!

拾い読みでも流し読みでも斜め読みでも、お好きなスタイルで!

 

※本ブログでは、ネタバレに配慮しまして、ネタバレのある箇所ない箇所を分けて表示しています。
※ネタバレがある箇所には、タイトルに<ネタバレあり>と明記しました。ネタバレが気になる方は、<ネタバレあり>の記載のあるタイトルを回避してお読みください。

 

目次

 

「これは経費で落ちません!」について

まずは「これは経費で落ちません!」について少しだけ。

「これは経費で落ちません!」は2019年にNHKのドラマ10枠で放送されたドラマです。

 (公式ドラマHPをご紹介したいところなのですが、残念ながら半年ほど前に閉鎖されていました…。代わりにNHKドラマ10のページをご紹介します。)

www6.nhk.or.jp  
主なキャスト、各回のあらすじなどがご覧いただけます。

 

原作は同名小説「これは経費で落ちません!」(青木祐子著、集英社オレンジ出版)です。またマンガ版(森こさち絵、集英社マーガレット)もあります。

 

現在、原作は10巻まで出版・発売されています。原作も面白く、またドラマとは違った楽しみ方ができると思います!ぜひぜひ読んでみてください!

 

作品の舞台は、天天コーポレーションという、老舗の石鹸会社。の中の経理部。

主人公は経理部の森若沙名子。特技は暗算、好きなことばは「イーブン」。

そんな経理一筋の彼女が、社内の人間模様や様々な事情を数字から読み解いていきます。

お仕事ドラマであり、ヒューマンドラマであり、謎解きサスペンスであり、クスっと笑えるコメディー要素もあって、はたまた展開に目が離せないピュアな恋愛もある。

そんな観れば思わずおなかいっぱい、幸せいっぱいになるドラマです。

また、ギャラクシー賞東京ドラマアウォードなど数々の賞を受賞されています。

 

 

アンケート概要について

アンケートは7/2~7/19(一部7/25まで延長)に、Twitter上のリンク、およびマシュマロなどのツールを通して実施しました。

設問は必須設問5問、任意設問3問の計8問です。

17名の方からご回答いただきました。

※本アンケートは小規模かつ限定的なものです。アンケート結果とそれに対するコメントを載せていますが、総意とは異なることにご留意ください。

以下は設問および選択肢となります。

 

ーアンケートフォームー

第1問 初めて観た時期はいつですか。

第2問 ドラマを観た(観ようと思った)きっかけは何ですか。

第3問 『これは経費で落ちません!』の好きなシーン、好きなところなどを教えてください。

第4問 好きな登場人物を教えてください。(複数名選択可)

第5問 1番好きな回はどれですか。

 

任意設問

(1) (第4問に関連して)その登場人物の好きポイントはありますか。

(2) 年代(差し支えなければ)

(3) 『これ経』について、本アンケートについて、これから作品を見る(読む)方へのメッセージなどご自由にご記述ください。

 

それでは、設問ごとに結果を見ていきたいと思います!

 

アンケート結果!!

第1問 初めて観た時期はいつですか。

選択式でドラマを見た時期をお尋ねしました。その結果をグラフにしてみました。

選択肢は

①本放送時(2019.7~9)に観ていた
②本放送後(再放送、DVDなどで)観た
③まだ観たことがないが、観たいと思っている
④まだ観たことがなく、今後観ようとは思っていない

の4つとなります。

 

 

①放送当時見ていた方が思ったよりも多い印象でした。

毎日が金曜日だったらと思ったのは人生であのときが初めてだったし、終わって(正確には最終回前から)あれほどロスったドラマも初だったな、としみじみ。

公式さんが最終回目前に、いろいろな企画をされていたのも印象的でした!

今で言えばインライのようなものかもしれませんが、当時はちょっと新鮮でわくわくした記憶があります。

企画の雰囲気だけでも伝わればと、Twitterのリンク貼っておきますね!

<FA企画>

※こちらのツイートのリンク先は、現在ページが削除されています。削除前はこの企画で投稿されたFAを集めた専用ページがあったのですが…、残念です。

 

<最終回直前の質問企画>

(⇓少しネタバレしてます、スミマセン…)

他にもあるので、興味のある方は #これは経費で落ちません でアカウント内検索してみてください!

改めて読み返していて、当時の楽しさがよみがえりました!

 

やはり②放送後に観たという方も一定数いらっしゃいますね!

私自身かなりのドラマ好きなので、再放送や最近だとTVerなどの配信コンテンツで新しい作品に出合う経緯、凄く分かります!!DVDという方も、もちろんいらっしゃるでしょう!

いやよくぞ見つけられて、そして観てみたという行動力がすごい!!

でもこれ経は、その行動力に見合った、いやそれ以上に価値のある作品だと思います。

 

良作は、魅力が時間が経っても色あせない。だからこそ放送は終わってもハマる方がいるんだろうなと思います。

それって本当にすごいこと!

またどこかで、再放送されること願ってます!

 

 

第2問 ドラマを観た(観ようと思った)きっかけは何ですか。

選択式でドラマを観たきっかけをお尋ねしました。

選択肢は、

①原作小説が好きだから
②好きな俳優、スタッフがいたから
③たまたま放送していたのを観た
④周り(家族、友人など)に薦められたから
⑤評判を聞いたから
⑥その他

です。

 

グラフ内の色分けは、が第1問で「放送時に観た」、が「放送後に観た」という回答に対応しています。

 

②好きな俳優、スタッフの方が圧倒的に多かったです!

ドラマ論になって申し訳ないのですが(ドラマオタク通ります!)、やはりドラマって俳優やスタッフ(個人的な感触では、俳優>>スタッフ、おそらく。)がきっかけでご覧になる方が多いんだなあと、通説を裏付ける結果が出て少し感動しました。

 

その中で、③たまたま~という方もいらっしゃいますよね!

私もたまたま観た勢なので、お仲間がいて嬉しいです!
この良作に出会ったご自身の運の強さ、ぜひ褒めてあげてください!

 

しかし、ドラマ好きとしてめちゃくちゃ反省点が1つ。

「面白そうだったから」を選択肢になぜ入れなかったのだ、私は…!!

というのも、⑥その他に、

題名が面白そうだったのでなんのきなしに!

というご回答が…!!

そうですよね。分かります、めちゃくちゃ!!

私もドラマ観るとき、題名やあらすじとかで観てみるか!ってなりますもん。というか、たいていそうかも。

ちょっと脱線失礼すると、お恥ずかしい話、「これ経」も放送前、題名内容を把握してはいたものの、「さすがのNHKでもこれは堅すぎる」と観ない判断を下していたドラマだったのです。節穴も節穴すぎますよね。
今では、たまたま点いてたテレビに感謝しかないです。

 

回答者さんのおかげで気づけたのですが、

「これは経費で落ちません!」って題名から優勝なんですよ!!!

私の中では当たり前すぎて見過ごしていました…。

何だろう?って気になるし、長めで目にも留まりやすいし、それでいて内容を端的に言い表しているし、主人公の決めゼリフにもなってるし。

題名の生みの親であろう青木祐子先生、すごいです、脱帽です。

ドラマ版のロゴもかっこいいですよね!赤と黒の太字で、事務のメモ風でいて、なんといっても配置配色が目を惹きます!

 

あわよくばもっと流行ってもいいのにな!

 

そして、①原作ファンの方もいらっしゃいました!

ちょっとこの経緯は憧れますね!カッコいい!!

ドラマ化の話やキャスト聞いたときどう思ったんだろう?
気になります…!!

 

また、

自分の仕事が経理みたいな仕事なので興味を持った

という方も。
実際に経理に就いていらっしゃる方からも高い評価を得られていることに感動しましたし、「お仕事ドラマ」としてこれ以上の成功ってないのでは。

と同時に、スタッフやキャストのみなさんのリサーチ力やリアルさへのこだわりが魅力を生むのだろうと感じました。

たとえば、電卓を打つシーン。

始めは経理部役の皆さんは電卓を観ながら打っていたようですが、どうやら本当の経理部員は数字を見ないで打つらしいとなって、リアルさ重視で演技を変えられたとか!

(当時何かの記事で読んだのですが、ソースが分からなかった…。有識者求ム!!!)

 

それからグラフの通り、放送時に観た方たち(青色)はきっかけがばらけているのに対し、放送後に観たという方たち(赤色)は②好きな~に集中しているのが、当たり前といえば当たり前かもしれないですが、おもしろいなあと思ったりしました。

 

 

第3問 『これは経費で落ちません!』の好きなシーン、好きなところなどを教えてください。<ネタバレあり>

お待たせしました!!第3問です!

ここが聞きたくて、共有したくてアンケート取ったといってもいいくらい、これはめちゃくちゃ聞きたかった質問でした!

思った通りさまざまなご回答が寄せられていました!読んでいてとても楽しかったです。

さっそく共有していきます!!

一番多かったのは、やはり森若さんと山田太陽のシーンについてでした!

◇ 沙名子さんと太陽くんのかわいい恋模様がキュンキュンしてたまりません!

 

◇ 森若さんと山田太陽のシーン

 

◇ 沙名子宅での太陽とのやりとり

沙名子さんと太陽くんって心の浄化作用あるんだよなあ。
毎話毎話キュンキュンしてしまう…なんなんでしょうね!?!?!?

山田太陽だから許される「来ちゃった!」シリーズ大好物です!沙名子さんのお家シーンいいですよねぇ。感情デカすぎて「いい」しか言えない泣

 

エピソードごとに感想も来てましたので紹介しつつ、可愛さ噛みしめましょうね!

どこから攻めるか悩みますが…

神回が神回と呼ばれる所以、「可愛すぎる殺す気か!!」(7話)から!!!

 

◇ 「可愛いすぎる。殺すきか!」のセリフ

 

◇ 山田太陽くんが森若さんのお家におじゃましたシーンです。「かわいい!かわいすぎる!殺す気か!(意訳)」と言っていたセリフがあまりにもオタク構文で笑ってしまいました。言っていた山田くんも可愛すぎたのでオタクを殺す気だったと思います。(違う)

 

◇ 太陽くんが森若さんにチューするシーン森若さんがタコ口で待ってるのが可愛すぎます!

 

◇ 森若さんの家でのキスシーン前、リップを塗りなおす森若さんをみて、太陽くんが『殺すきかー!!』のシーン。

 

なんと4通来てました、ほぼ4人に1人。おそるべし。

でもでもでも

このシーン、マジでいいよね!!!!(((大声)))

共感しすぎて全ての回答読みながらヘドバンしてた。

 

いい雰囲気になって流れでチューする太陽くんが、「待って!(迫真)」で「ごめんなさい!!」ってなってるのも可愛すぎるし、その「待って!(迫真)」がリップ塗り直すためなのも可愛すぎだし、振り返った沙名子さんが可愛すぎてやられる太陽くんも可愛すぎだし、KO状態で床でごろごろしちゃう太陽くんも可愛すぎだし、その間ずっとチューで待ってる沙名子さんも可愛すぎだし、からの太陽くん

「可愛すぎる殺す気か!!」

こっちのセリフだから、それは!!!!

でちゃう言葉が「可愛いすぎる殺す気か!!」なのも可愛いすぎる殺す気かぁぁあ!?!?

『オタク殺す気だったと思います』。
 全くそのとおりだと思います。
(絶対に違くない)

 

なんですか、この2人。尊すぎるでしょ。

2人まとめて抱きしめていいですか(だめです)

 

このあとのキスが、カーテン越しなのもなんかいいですよね。特別な、神聖な感じがして。2人だけの美しい秘密ということなのか。

直前の勇さん織子さんのオープンなキスと対照的なのもいい!
演出最高!

 

でもこのシーン、「可愛すぎる殺す気か!!」の前の流れも胸熱で好きですね。

尊敬する上司・勇さんの不倫を目撃してしまって落ち込んでいる沙名子さんに、人って不完全でもいいじゃない、尊敬の念は変わらないよと諭す山田太陽がいい。

てか山田太陽ちょくちょくいいこと言うんだよなあ。

今が一番輝いてると思います(10年後ハゲてるかもだし!)とか。

それでハッとなった沙名子さんが無意識的に(?)特大爆弾ぶち込む(「今とても好きだなと思いました、私あなたのことが」)のも、突然ぶち込まれた特大爆弾におたおたしちゃう山田太陽も、まるっと可愛いんだ~~~~!!!!

 

最高!!!!!!!!

 

そして次に多かった回答!9話花火大会でした!!

◇ 花火大会の公園のシーン

 

◇ 沙名子さんと太陽くんが浴衣デートをするシーン

8話までスーツ一筋お仕事モードの山田太陽見せておいて、9話の、しかも初っ端ですよ!演出分かってんな~~~泣泣

浴衣!!!!しかも前髪上げてるし!破壊力大きいのよ!!

しかも彼女の誕生日デートで花火大会とな。さては山田太陽センス良すぎ?(知ってた)

ツーショット撮ってみたり、「太陽くん」って呼ばせてみたり(!)
ザ・デートという感じがまた良いのです…!!見てるだけで甘酸っぱい味が広がる~!

いや~恋人モードの沙名子さんと太陽くん、愛おしくて堪らないっすね…!
でもやっぱりアクシデントが!

で!

またまた来ちゃったお家~!ここからの展開も良いのだ!!ここも感想頂戴しましたよ!

森若さんが熱を出した時の太陽くんの看病シーン。きゅんきゅんの塊です。

ね!!

ね!!!!!!!!

やばいよね!!!!!!!!!!

おでこに手当てるところとか、見てるこっちが発熱するから!

カノT着てるのとか、まじでリアルすぎるのよ?!

山田太陽に看病してもらえる世界線どこ?

 

で!あのお布団をかけてあげるシーン!!あるじゃないですか!!!

あれ!あれ!あの優しい手つき何ですか…!!!あ~~~~!!!キラキラしてる上に優しいってなんだよぉ~~!!ずるい!ずるい!!聞いてないぞこっちは!!

沙名子さん後生大事にしてくれよぉ山田太陽~!!じゃなきゃ許さん!(誰)

あれは何べん観ても推せる。一生語り継いでいきます。

 

でもって8時間経ちました報告受けた森若さんの顔と、「私、麻吹美華が承りました」のシーンめっちゃ好きです笑

ちょいちょいコメディーエッセンス入るの良いよな~!

 

同じく9話からこの場面も!

森若さんの家に太陽くんが来て看病してるところに、真夕ちゃんと麻吹さんが来る場面

はいはいはい!!!

今度はエプロン・新婚・太陽くんですね!ありがとうございます!!

同じ回でエプロンと浴衣持って来るの反則ってご存じない!?

オタクが画面の向こうでゴロゴロ倒れてるって絶対。

と制作側が恨めしくなるくらいボリューミーな9話です。

 

ここはまず太陽くんって姿くらまし出来たんだ!となるところですね…!

ハイ脱線しましたすみません。戻ります。

ポルターガイストも出てくるしね。(違う)

ここマジで面白いですよね!!私も3本の指に入るレベルで好きです!!

靴とかスーツ抱えて玄関先でバタバタしてる後ろからのカット、絶妙に良くて頭抱えるレベルで好きです。

それでトイレに押し入る真夕ちゃんね!!こっちも「バレるじゃん!?」とひやひやドキドキしちゃって、がっつり沙名子さん目線で見てしまうんだよな~ここ!!

それでお椀とお茶が2セットあるのをしれっとごまかす沙名子さんと、しれっとごまかされる麻吹さんも最高に好き。

森若さんの一人部屋に4人も収納されてるっていう状況もなんかシュールで好きですね笑

 

まだまだ続きます、沙名子太陽シリーズ。

 

少し時系列、前に戻ってみます。

5話。夜のブランコのシーン。

太陽くんの大きな手で沙名子さんの小さくて不安がいっぱいの手を握るシーンです!いつもの元気いっぱい太陽くんではなくて大人な男性太陽くんでかっこよかったです!

静岡工場の不正をただした沙名子さんが、正しいから偉いわけじゃないと、自分の選択は間違っていたのかもしれない、と悩んでいるシーン。

不安でいっぱいの手を一緒にいたいですと包み込む大きな手の、頼もしさといったら。文字通り不安を包み込んでいるみたい。二人の手のカット、対比が良いですよね。

おっしゃるとおり、いつものように明るいだけじゃなくて、少しでも沙名子さんの力になりたいと、不安な気持ちを一生懸命受け止めようとする姿はかっこいいですし、そのひたむきさがきれいだなと思います。

そして想いが伝わったのか、ついに沙名子さんも「一緒にいます」というお返事。

なんか美しい。良きシーンですよね。

 

 

6話のラストシーンから。

さなこさんがキスを構えてたら太陽くんが頭を撫でて「ゆっくりいこう」と優しく微笑んだ所

みなさんここの流れ覚えてますか?

ここ、麻吹さんが言っていた「人は誰しも変われるのよ!」という言葉に納得して、沙名子さんが何か変わりたいと思った結果が太陽くんとのキスだったわけなんですよ!

この流れ、めちゃくちゃに可愛くないですか???

 

それで、今度こそは!と覚悟したキスの返事が

「ゆっくり行こう」

からの

頭ポンポン

 

は~~~~~~!言葉にならねぇ!!!!およよ山田太陽、君って最高。

ポンポンだって、太陽くんの手が沙名子さんの頭包んじゃう、あのサイズ感たまらなく良い。
あと、みんな言ってますけど、急なタメ語は反則なのですよ。

 

で、このあとついに!沙名子さんから手をつなぎに行くという!!!

ゆっくりで、でもちゃんと変われてるよ。

空がきれいな茜色なのも、映像として美しくて好きです。

 

10話はまず沙名子さん家のにんじんの話に!!

遠距離になることが分かり、太陽くんに他に好きな人ができてしまうのでは無いかと不安になるさなこさんのシーン

そこもいいですよね~~!!!

「もし好きな人が出来てしまったら?」からの問答ね、可愛すぎますよね!!!!

何回見ても可愛すぎてやってらんなくて、これキュン死っていうのかと自覚しました。

あとハグの前の、「一緒に来ないでください沙名子さん!」からの一連のセリフが好きすぎて、ノートに書き留めていましたね笑

アウトソーシングや香港出張やらで双方が不安になっているなか、沙名子さんの不安を受け止めるかのような暖かくて強いハグ。少し人参とピーラー気になるけどすごく幸せな空間だなあと思います。

太陽くんのハグって、資料室でのハグもそうだけど、全身から「好きだ!」があふれていて健康的で見ていて罪悪感ないからいいんですよ~!

山田太陽そろそろ香港から帰ってこないかな~!

 

 

あと何と言っても10話ラストシーン

ラストシーン、

森若さんも太陽くんも粋なことするなぁ、と思いました!

あれは粋ですよね!伝票と付箋。

 

待っててくださいね! 山田太陽

待ってます。経理部 森若

 

ラブレターなんだよな~二人にとっては!と思うと、小学生のお手紙交換みたいな可愛さが堪らなく可愛いし、この初々しさをラストに持って来る、という。

乙ですねえ。

さらに実は伝票の通し番号が190927で、最終回の日付になるのも演出憎いよ!

 

ドラマのラストってどうももやもやすることが多いのですが、これ経は納得がいく終わり方で、スカッと気持ちよく終わったなあという印象があります。良作確定です。

なぜなら、終わり方が良いドラマは良作というポリシーがあるので!

 

そして、そう言われたら待ってますわよもちろん!

 

 

うわ~めっちゃいろんなシーンよみがえってくる~!楽しい!!

みなさんもお好きなシーンありましたか??

いろいろ振り返ってきて、おなかいっぱいになりつつありますが!もう少し!

 

今度は沙名子太陽カップルから離れてこの方。

次の第4問でも出てくるのですが、第7話ゲストの藤見アイさんの好きなシーンが来ていたのでご紹介しますね。

森田望智さんが演じた藤見アイちゃんの涙のシーンです。

7話ラストシーン、天天マイスター授賞式での一幕ですね。

周りから誤解を受けつつも、留田さんがアイちゃんを可愛がっていたのは、天性を持つアイちゃんに自分の技術を受け渡し、天天石鹸を作り続けたいという想いがあってこそでした。

アイちゃん自身、自分が後継者ということを知らなかったけれど、留田さんのスピーチで今までの日々の意味に気づき、「未来の石鹸マイスター」としてその意志を受け継ぐというシーンです。

このときの「今度はぜったい私がたっちゃんを連れてくるから。待っててね。」という言葉と、それを言う彼女の毅然とした面持ちには本当にこみ上げるものがありますよね。

感謝と決意と。すごくきれいな涙だなと感じます。

藤見アイちゃんはいちゲストですが、ストーリーの良さに加えて、見た目の派手さと裏腹な謙虚さや心の優しさのギャップが魅力になって、視聴者を虜にしているなと感じています!!

アイちゃんの話スピンオフで観たいかも!

 

あと沙名子さんにこんなラブコールも!

山田太陽にどんどん思考を支配されていく森若さんがかわいくてかわいくて、でもしっかりとお仕事をされている森若さんはかっこよくて、重岡さん目当てに見たのですが森若さんというキャラクター自身が好きになりました。

おぉ!!森若担の爆誕ですね!!おめでとう!!

最初は一人で自分を養っていて(この思考回路がまずすごいけど!)過不足なかったのに、山田太陽という異分子にモーレツにアタックされ続けることで、だんだん一人じゃ味わえない楽しさ、気持ちを分かち合って共有することの良さを噛みしめて、いい意味で山田太陽に思考を支配されて(いい表現!!)成長していく姿が、おっしゃるとおり可愛いんですよね!

でも仕事に対する姿勢は変わらず、曲げないところは曲げない強さはかっこいいですよね!!

森若さんって、柔らかさと硬さを併せ持つ、柳の木みたいな人ですよね!
でも少し硬めかな!笑

 

ストーリー以外にもこんなご意見もありました!

まだ社会に出て働いたことがないけれど、天天みたいな社員に愛される会社に出会いたいなと思いました

わかりみすぎて、自分の心の声入ったかと思いました。

ほんとうそうなのですよ。なんで現実にないかねぇ。

確かに派閥もあるし、合併騒ぎが持ち上がったり、大なり小なり事件が起きるけど、社員に愛されてる、暖かい会社なんだなというのは作品からすごく伝わってきますよね!

回答者さんがそんな組織に将来恵まれますように!

 

ちょっとこのご意見つながりで私の好きなところを言わせてください!!

私は天天のセットが好きです!私も天天コーポレーション憧れているんですが、何といっても内装がおしゃれ!こんなレトロなおしゃれな会社あります!?

ドラマ見ていてわくわくするんですよね!

内装や部屋の配置だけでなくて、しかもすごく細かいところまでちゃんとなってるからすごい!!

たとえば一人ひとりのデスク周りや棚に並んだ石鹸のパッケージまで細かく作り込まれていますし、見るたびに感動して、何度見ても見飽きないんです。

それに、ワンフロア大がかりなセット作って撮影されてるんですよ!
しかも中心となる経理部が透明なパテーションで仕切られているから、フォーカス当たってる以外の、奥の方もしっかりカメラに映るんですね。

いろんなカットで手を抜かず、いろいろな動きがちゃんと映っている。監督さんはじめとするスタッフさんのこだわりを感じると同時に、すごいなあと思います。

作り込まれているからこそ、見ているだけでこれ経の世界に入り込んでいるような感覚になるんでしょうね!

できるものならセット見学したい~!!

 

 

そして、阿部真央さんの主題歌「どうしますか、あなたなら」も大好きです!

森若さんを彷彿させる歌詞といい、ポップで軽やかなメロディーがすごく作品にハマっているんですよ。


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ドラマに似たMVも面白くて好きです!

 

あと何と言っても、エンディング。

「どうしますか、森若さん」

これ、本当に、エモい。

わざわざドラマのために、最後の歌詞を換えてくださったとか。粋すぎませんか…!!

 

なんと、太陽くん目線で描かれた曲*1もあるんですよ!!

 

「Phamacy」、聞いてグッと来てしまいました。泣ける。

気になった方はどうぞ聞いてみてください!!


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第4問 好きな登場人物を教えてください。(複数名選択可)<ネタバレあり>

選択式で好きな登場人物と、任意の記述式でその理由について伺いました。

グラフは営業部の壁にある営業成績ボード風です!笑

 

主人公のお2人、森若さん山田太陽は安定の人気ぶりでした!ほとんどの方が選択されていました。ただ山田太陽に関しては、私の垢がWEST垢ということも考える必要があると思います。

そして主人公の2人に負けず劣らずなのが、真夕ちゃん!!!

うーん、営業部エース・山崎さん人気高し…!!!この人気ぶりは想像以上でした!

そして麻吹さんも、途中登場ながら多いですね…!

そして、好きな登場人物、ゲストにも票がありました!

留田辰彦藤見アイは2人とも第7話のみ登場のゲストです。

たった1話ですが、このお二人の良さ、めっちゃ分かります!!好きにならずにはいられないです…!!そしてこの7話はいろいろと神回ですし(…というのはまたのちほど!)

毎話ゲストに焦点を当て、抱えている問題を解いていくというストーリーというのもあってか、人間性や事情が明かされると余計に親しみを感じてしまうんですよね、この作品。票は入らなかったものの、4話の平松さんや5話の熊井には、もちろん起こってはならないことですが、誰しもが持ちうる弱さが描かれていてグッとくるものがありました。

 

やはりヒールっぽさの漂う役どころは他の登場人物に比べて人気が低い気がしますね。

ヒールといいつつ、この作品人物の描き方が深いので、それぞれに人間味があって憎めないんですよ…!

ベッキーさん演じる有本マリナはなかなかの悪女でしたが笑、わざわざPCにメモを貼って噂を広めさせようと(して失敗)したり(第6話)、「逆スパイよ!」と言っている(第10話)姿を見たりすると微笑ましくすらあります。

個人的には美月さんに入ってるの嬉しいです!美月さんの気の強くてカッコいいところ、めちゃくちゃ好みなので!お相手が格馬なのはびっくりだったけど!笑

 

任意回答で、みなさんから寄せられた理由についても見ていきたいと思います!

※一部、第3問「好きなところ」の設問に書いていただいたご意見も含みます。

森若さん

◇ 沙名子さんの仕事に対する姿勢はすごいなと思います。

◇ 森若さんと太陽くんそれぞれの真っ直ぐさ

◇ 沙名子さんがきちんと自分の信念を持って仕事しているところ。

仕事の姿勢!森若さんの仕事の姿勢に勇気をもらったという方は少なくないように思います。

でも仕事は完璧なのに恋や人付き合いには不慣れで、だからこそ一生懸命で一途なところ、可愛らしいですよね!私も大好きです!

 

山田太陽

太陽くんのまさに太陽のようなスマイル

あ~~!!!!それ!!!!本当にそれ!!!回答者さん握手しましょう!!

私も大好きです、本当に笑顔が素敵なんですよね!最高!神ってる!!あの笑顔についていったらもれなく沼に落ちました!(沼底から補足)

 

真夕ちゃん

いい意味で普通な女の子なところが好きです。伊藤沙莉さんが好演でした。

わかる!!真夕ちゃんって、この登場人物たちの中で1番現実にいそうなんですよね!それがなんとなく親近感に繋がって、人気の高さに現れているのかも!

あと沙莉ちゃん!他の作品でも生活感のある役どころが多い気がしますが、真夕ちゃん役は中でもはまり役だと信じてやみません!!

 

山崎さん

めちゃめちゃしごできな山崎さんが好きでした結婚したい

おぉ~~!山崎さんのガチファンがいらした!!読点ないところにマジさ感じました。

営業成績ぶっちぎりの最年少営業マイスターでいて、研究開発が実は専門で、コミュ力も洞察力も高くて、イケメンで爽やかで頭良くて。

…一体なにができないんだ~~!!と心の中のおいでやす小田が叫んでいます。(は?)

 

これ経、山崎さんか山田太陽に全人類恋したよね。うん。

 

麻吹さん

麻吹さんが慣れないと噛み付いてくるのに、麻吹さんが懐くと話を聞いてくれて頼りがいのある人になるところです笑

麻吹さんのキャラ、言い得てますね!!!

麻吹さん登場回の、勇さんと言い合うシーンがまさに!かなと…!!

あんなに周囲とバトってたのにだんだんと息の合った経理部になっていくのは、この麻吹さんのキャラあってこそだと思います。

いつしかタイガーと呼ばれなくなっていってるのもそうかも!

 

 

アンケートでは個人で選んでいただきましたが、私は部長トリオが大好きです!

あの毎回のように繰り広げられるおじさんたちの掛け合い、楽しいんですよね!

新発田・ザル村劇場とか第1話から面白すぎるし、新島部長がお局さんたちの尻に敷かれてる(?!)感じ堪らなく好きです笑

そうお互いいがみ合ったりしつつ、合併騒動ではちゃっかり団結して、反旗を翻そうとしたり。なんかかわいらしいなあと思ってしまいます。

 

ドラマ放送時は、たべしげとかマウンテンコンビ(山田と山崎の営業部コンビ)とか勇さん&織子さんとか、コンビ人気も高かったななんて思い出しました!

みなさんの推しコンビ、もしあったら教えてください!!

 

第5問 1番好きな回はどれですか。<ネタバレあり>

選択式で一番好きな回について伺いました。

その結果がこちら!!!

 

はい、なんと6話以降の回にすべての回答が集中する状況に。

いや分かる。めっちゃ分かる。

6話から太陽くんと沙名子さんの恋が一気に加速していきますから…!

 

そして、何といっても7話!8票で1位でした!!

次点は10話に6票!!

ではそれぞれ名場面振り返って行きましょうか!

 

1位 第7話「石鹸の秘密とキスの巻」

これは神回と巷で言われてるだけあって控えめに言って最高。

何が最高か。ゲストの石鹸の話がまず良い。そして沙名子さんと太陽くんのキュンキュンシーンがめっちゃあること。

ゲストの話が珍しく、事件じゃないんですよ。

今まで2(織子さんの使い込み疑惑)、3(馬垣の紛失事件)、4(平松さんの怪しいセミナー)、5(熊井の横領)、6(有本マリナの横領)となかなかヘビーな事件がメインでした。

しかし、7話。

仙台工場の光熱費や留田さんの領収書は、実はすべて未来の石鹸マイスターの誕生のための必要経費だったわけなんですね。

やっと沙名子さんの「これは経費で落ちません!」ではなく、「これは経費で落ちます」が聞けるのです。

すごく後味のよい、そしてグッとくるストーリーだと感じます。

私もゲストの話ではやっぱり7話が1番好きです!!

 

キュンキュンは「可愛すぎる殺す気か!!」筆頭にこれでもか!と詰め込まれているのが7話。中でも、港の遊歩道のシーンが好きです。

ふたりのお手手つなぎのやりとりが可愛すぎる!!

よく分からないけど拒否しちゃってでもやっぱりつなぎたくって!ってなってる森若さんはもちろん、それについてきて嬉しそうに手差し出したり引っ込めたりしてる山田太陽も可愛すぎて困ります。

そして途中で樹菜に会うんだな~!で来ました彼女宣言。
宣言の初手が本人に向かってじゃないところなんか推せる。

それとこのシーン、撮り方が秀逸だなあと。奥から歩いてくるところ、やっぱりストーリー性が出るし、なんかおしゃれなんですよね!

あと、出張で5時起きの太陽くんからモーニングコール掛けて!って言われて、4:59にするとこ、見るたびに沙名子さん可愛いなあってなります!

 

あと7話と言えばこちらの二人も。

勇さん織子さんの大人な恋、びっくりだったな~!
え?待って、勇さんの珍しい連休ってそういうフラグ??みたいな。

伏線やるじゃん。ぜんぜん気づかなかった。

 

 

2位 第10話「どうしますか、森若さんの巻」

第10話の魅力は何といっても、どういうふうに大風呂敷が回収されるか、でしょうね。

新たに分かることが多くてびっくりしつつも(格馬と美月とか。どんだけカップル出てくるんだこの話!!笑)

買収やら香港出張やらマリナのなにやら怪しい動きに山崎さんまで一枚噛んでる??

これが一気に解決に向かう、すがすがしさが良いですよね!

 

沙名子太陽のシーンはまた長くなりそうなので1個!

マリナをはめる作戦で、彼女と温泉とかどうかな~って言って沙名子さんチラリと見るくだりが好きです!

沙名子さんのにらみ返す、すごい形相といったら…!!

おふたりの面白くてかわいいシーンで大好きです!!何度も巻き戻しちゃう!

 

あと最後、勇さんが付き合ってるのをばらしちゃうところも好きだなあ!

みんなの混乱ぶりと事情を知ってる勇さんとの掛け合いが面白すぎる。

 

3位のもたくさんお話したいことあるのだけど!

中でも好きなシーン泣く泣く2個厳選します。

8話、真夕ちゃんの「生命維持費なんですアレッサンドロ代は!!」

ここ、共感したという方多いんじゃないかなと思います!

麻吹さんと森若さんには刺さらなかったみたいだけど、推しの存在って、真夕ちゃんの言葉を借りると、幸せ、肌つやつやになる!それな!!!私も身を持って感じているところです。

私たちの声を代弁してくれるような庶民派・真夕ちゃんのキャラや設定がまた良いですよね!

 

あとこれまた8話ですが、資料室の鎌本×太陽談義最高に好き!

カメラのアングルもまたまたいいんだけど、ヒソヒソ声で話してる二人の表情と、それから会話の中身が最っ高に面白い。セリフ一字一句覚えるくらいに好きです。

隅の資料室、会議室以上にいろいろ事件起きてて面白くて大好きです。

 

あまり今回触れられなかった1~5話で、ここ好き!というのがある方は、ぜひぜひ教えてほしいです!!

 

最後に、これからご覧になる方へのメッセージ他

参考設問

任意回答として、年代とメッセージをお聞きしました。

年代は20代が最多ではあったものの、10代, 30代, 40代, 60代以上とそれぞれに回答者さんがいらっしゃって、幅広い世代に愛されているんだなと改めて感じました。

 

ブログへの掲載許可を頂いたメッセージをいくつかご紹介します。

今でもビデオ再生して観てます!主役級の俳優さんに成長された方が多数になった上、『これ経』の世界観を壊さないよう、上記の俳優さん全てのスケジュールの調整は至難の業かと思われますが、是非!是非!続編を!! 

続編を希望する声は複数寄せられていました!私もできたらまた、天天のみなさんにお会いしたいなと切に願っています!!

そしてこれから観る方へ向けたメッセージも。

Twitterのフォロワーさんがこれ経おすすめですと呟いているのを見て、再放送を見たのですが、とっても良かったです!沙名子さんと太陽くんの初々しい恋愛模様がおすすめです。

まだ見ていない、見ようか迷っているという方がいるのなら、こちらのメッセージが届きますように!本当に色んな方に見てほしい作品です。

 

NHKオンデマンドやDVDで視聴できるので、ぜひ手に取ってみてください!!

 

 

 

最後に。

長い長い長いブログとなってしまいました。もし最後まで読んでくださった方がいらっしゃったら、本当にありがとうございました!!そしてお疲れさまでした!

好きを語り尽くすってやっぱり楽しいし、すごく幸せです。そしてなんといっても、自分に好きという気持ちがこれほどまでにあったのか!と気づくことができましたし…!

今日は、私がWESTを好きになるきっかけの日でもあります。この7/26が無ければ、いまWESTさんを好きで追いかけていることは無かったと思います。

この作品に出会えて、WESTに出会えて、人生がさらに彩り豊かな充実したものになったなと感じています。ほんとうにこの作品に出会わせてくれてありがとう。

 

改めてお読みくださり、ありがとうございました!!!

そして3周年本当におめでとう!!!

*1:こちらの記事でお話されています⇒ https://www.uta-net.com/user/writer/todaysong.html?id=10382

『涙腺』を聴いて。

皆さんいかがお過ごしですか。こんにちは、あいりすです。

Mixed Juice発売から10日ほど。そして昨日、ついにライブツアーがスタートしましたね!私はといえば、相変わらず相棒のポータブルプレーヤーくんに頑張ってもらってCDを聴き込む日々です。

様々な曲が今回もあり、少しずつラジオやYouTubeで解禁されていく中で、ひときわとても気になっていた曲がありました。『涙腺』です!
ラジオエディットでも痺れましたが、フル、ヤバかった…。ちょっとまとまり切らなそうですが、今回は『涙腺』フルを聴いての感想を書き留めてみようと思います。

 

 

まず言いたいのは、歌詞が、歌詞がWESTそのものなんです。

私は最近の彼らしか見てこれてないけれど、いろいろファンになってから聞いた話、彼らが語ってくれた話、そういうのがパアッと浮かんでくる。歌詞を聴きながら、答え合わせみたいに「ここ、あのことかな」「この頃こうだったのかもしれないな」とか思ってしまうんですね。

7人の歩んできた軌跡を想像できる、共有できる曲だなととても感じます。

見失う度に 差し出しあって

立ち止まる度に 励ましあって

中間くんが語っていた「デビューしてからずっと凪だった」という言葉。
歌詞と重ね合わせてジーンとなってしまいます。

そして

出会った頃の僕らに向かって 何か言えることがあるとしたら

「大丈夫だよ 信じてゆけよ かけがえのない旅になるから」

今、彼らはもう「凪の中」じゃなくて、帆を張って進んでいるんだということ。そしてそれをWESTさん自身が確信できる状況にやっとなってきたということ。何よりここのフレーズ、とても堂々と歌われてるんですよね。それがすごくうれしいし、誇らしく思います。そしてそんな凪の時代を経て、傍から見ても今メンバーそれぞれがドラマ・バラエティ・音楽・ゲーム…いろんな分野で活躍していて、テレビや各種コンテンツで見ない日はないくらい充実した活動をされている。そんな今だからこそ生まれる説得力であって、そしてこの先ずっと、聴いた人の心を動かし続けるのでしょう。

 

彼らの関係性を痛いほど感じてしまうのが、4種類のサビの歌詞です。

 

誰よりもいろんな想いを抱えているのに、直接伝えたいのに、近い関係だからこそ逆に言えないもどかしさ。素直な想いを口にするのになぜか勇気がいる。言わなくても分かり合えることにいつも頼って、つい裏腹な言葉が出てしまうこともあるのかもしれません。

心はどこにあるのか、という普遍的な問があります。答える人によって、考え方によって無限の答えが存在する、いわば答えのない問です。心の距離という言葉に、あえて《相手との関係性、信頼性の度合い》という意味合いと、《相手に対して想っていることを伝える過程》という意味合いの2つを当てはめるとします。そうしたとき、この2つの「心の距離」は、一般的に相反するものになるのではないでしょうか。

関係が近ければ近いほど、自分の気持ちを相手に伝えるのに多くの困難が立ちはだかる。同じ「心の距離」なのに。そして、その「困難」というものだって、考えてみれば大方「心」と形容できるものなのです。

 

言葉にするのは気恥ずかしくなるほどずっと長く一緒にいて、互いが互いに良き理解者であって、家族とも友達とも違う、特別な関係の7人。2種類の心の距離は

ありがとう 君がいて良かった

そしてラスト

これからも ずっとよろしくね

で同じ近さへと変わっていく気がしています。ありふれた言葉ではあるけど、ここに至るまでの歌詞を噛みしめて心に沁みる言葉です。

 

そしてここは、特に最後の大サビ、歌割が最高過ぎることも忘れてはいけませんよね。

ラスト、重岡さんが満面の笑みで、もしかしたらピアノを弾きながら(※念のため断りますが、あくまで演出の想像です。実際の演出はまだ知りません。)、あの優しいまなざしでメンバーの目を見ながら、「ありがとう 君がいて良かった」と歌うその姿を想像するだけで胸が苦しいのに…。さらにそれに答えるように、そして互いに言葉を掛け合うように、7人の「これからも ずっとよろしくね」—————————。

なんてあたたかな空間。ほんとに、ほんとうに、ほんとうに良い。もう、これ以上の言葉は望みません。いつでもCDプレーヤーの中で7人がそう言い合ってくれていれば、人生頑張ろうと思えるから。これからの人生の支えになる言葉です。

 

 

この曲が7周年を経て8周年の年に出た意味とは。あまりこういうことは考えない人間ですが、少しだけ。

聴いていて雰囲気が近いなと思う曲があります。6周年の年に出た『はんぶんこ』です。それぞれが作詞を担当した合作として、今までにない試みで話題になりました。7人それぞれの体温が伝わる曲です。そして去年は、7人がそれぞれソロ曲に挑むという、これもまたWESTとしては初の試みでした。7人のカラーがそれぞれ出た、7つの楽曲が生まれました。そして8周年の『涙腺』は、これらの系譜を引く曲であるような気がしています。6周年は合作という試み、7周年はソロ曲という試み。8周年では試みと銘打つなにか特別なものを持たずとも、7周年までに積み上げてきたものを歌に集中してぶつける、いわば歌い方、歌唱力1本で勝負に挑んだ曲ではないかという気がします。

 

歌い方という点、私には細かい専門的なことはさっぱり分かりませんが、それでもすごく繊細で丁寧になっていることは何となく分かるのです。素人にも分かるのだから、相当著しい変化があるのだと思います。

『涙腺』で気づいたことだけでも、冒頭の小瀧さん、イントロの雰囲気と違和感のない入りの自然さ。楽曲の雰囲気に合わせて歌い方を自在に変えられる器用さと適応力。こういったバラード曲の入りは彼が務めることが比較的多い印象ですが、もともと優しくて入りに似合う声は、さらに深みと豊かさが増した印象があります。中間さんは、中間さんの歌割が来るとすごく安心すること。ライトで明るい声質がバラードの中ではまるでオアシスのようで、そして安定感や説得力も持ち合わせた歌声は、しっかり曲になじんでいて聴きやすい。桐山さんはのびのびと気持ちよさそうな歌い方に心が洗われますし、低音でも高音でもブレず、且つきれいに響く安定感。強い。神山さんは1番サビ「ありがとう 君がいて良かった」の透明感といったら…!美しすぎて神々しい。それに優しい響きの歌声が生む包容力が堪りません。濵田さんは何といっても、言葉一つひとつを丁寧に、気持ちを込めて歌ってくださるところが素敵です。大サビ前の「せりあがる愛が~」の「愛が」の力強さ。2番Bメロ「声をかけあって」の穏やかさ。とても印象に残ります。

中でも特筆すべきは、重岡さん藤井さんです。

重岡さんがすごいと思ったのは、1番と2番でガラリと歌い方を変えていること。1番の

なんか照れくさい言葉ほどまっすぐにこの想い

伝えてくれるから厄介だな

ここは、元気いっぱいで、情熱漢ないつもの重岡さんな感じをお見受けするのですが、今回初めて2番を聴いて、

雨の冷たさ 闇の深さも 知らなかったあの頃と違って

ハッとさせられました。同一人物か??と一瞬疑ってしまうほど、「闇」を感じさせるというか、深みのある渋い声。こんなしげちゃん、今まで聞いたことなかった。表現力の幅広さを直に感じて圧倒されました。

そして藤井さん。少し前から、YouTubeにレコーディング動画が上がるようになりましたが、『オレとオマエと時々チェイサー』でお?となってから、『Mixed Juice』のフェイクでおおお?となって、『ブルームーン』『つばさ』でおおおおお?????そして今回で確信しました。

『涙腺』で言えば、特に2番の入り。初めて聴いたとき、今までの藤井さんの歌い方や雰囲気とは明らかに違っていて、戸惑いました。Bメロが濵田さんで、さっきのところが藤井さんだと気づいた次第です。親目線で申し訳ないですが、成長がすごい。

というのも、先ほど話題にした7周年のソロ曲、私は藤井さんソロの『FLOWER OF ROMANCE』を、私は藤井さんの魅力を最大に引き出した「藤井さんらしい」曲だと感じていました。しかし、少し違うのかもしれません。
『FLOWER OF ROMANCE』が似合うのはあくまで去年の時点の藤井さんであり、この曲があってこそ、藤井さんの変化を我々は感じられる気がするのです。今までの「藤井さんらしさ」に、さまざまな要素が足されて、掛け合わさって、新しい「藤井さんらしさ」がどんどんこれから生まれるでしょう。そして、きっと今後ソロ曲を出すとしたら、きっと似合う曲は全く違う曲になるんだろうなと感じます。どんどん最高をアップデートしていく姿がカッコいいです。

 

そしてなんといっても、7人の声が合わさったときのパワーがすごい。

なんというまとまり。7人の、それぞれの個性あふれる声が、1つの束になったときの強さ。美しさ。優しさ。個性は立っているのに、ケンカしない、ばらけない。

メンバーも仰っていることですが、一昨年の『証拠』辺りから、聴いている人の背中をまっすぐ押すような曲が増え、音楽番組のたびにメンバーが熱く歌唱する姿が話題になってきました。もともとの仲のよさと信頼関係、歌唱力に加え、こういう曲が増えたからこそ、何という言葉が適当なのか分かりませんが、言うなれば《熱さ》のようなものが彼らの曲の中で確立され、7人の声を以前よりももっと強くまとめ、ぐっと太く、力強くしているように思えます。

そして今の歌声こそ、7人が「出会った頃」から「涙腺が緩くなった」今まで、年月とともにずっと育んできたものであり、7人の「絆」を象徴するものになっている。
まさに”『涙腺』の曲そのもの”といえるのではないでしょうか。

そしてこのことは、先ほどの歌唱力で挑む曲という話にもつながってくるように思えます。

 

最後に。

作詞作曲を担当されたwacci橋口さんは、この曲を書くにあたっていろいろとWESTのことを調べてくださったとお聞きしました。きっとWESTのファンではなかったでしょうし、書くまで知らなかったことも多かったと思います。

それでも7人の関係性をつかみ、表現し、曲にしてくださった。その曲は今の7人を体現するような楽曲、そして7人を応援している人々の胸を打つような楽曲。そんな最高の楽曲を、チームジャニーズWESTにもたらして下さったことに、頭が上がりません。

 

『涙腺』は、イントロやアウトロのピアノの旋律もあいまってか、桜の季節が似合う曲だと感じます。いつか卒業ソングの定番になってほしい。そして人生の節目にともにある名曲として、未来のジャス民さんたちにも、WESTを知らない層にだって、いつまでも愛され、歌い継がれる曲になることを祈って。

WESTと天気の話。~雨の日プレイリスト7曲を考えてみた~

こんにちは、あいりすです。いかがお過ごしですか。

前回のブログ、読んでくださった方ありがとうございました!
どうも気合が入り過ぎてしまい…汗 長いも長いし、すごく固い文章になってしまったなと自分でも反省しています…。

そこで、もっとサクッと読めるような話はないかなぁと、ジャニーズWESTの曲を聴きながら思いついたのが、今回の、コレです!!

 

ジャニーズWESTの曲の天気別プレイリスト、あったら楽しいかも!!!」

 

ジャニーズWESTの曲は、ほんとうにいろいろなジャンルの曲が集まっていますし、自分の中でふんわりとあった、「晴れの日はこの曲!この曲は雨のイメージ!!」という直感を整理できそう…!!と思いたち、考えてみることにしました。

今回はテーマ「雨の日、そしてWESTが7人というところに掛けて、7曲選んでみました。なぜ雨なのかは後で書きます。曲のイメージなど、少しばかりの雨コメントも失礼しております!
では、早速。

 

~雨の日プレイリスト7選~

 

①『真夜中のLION』★シングル「でっかい愛/喜努愛楽」初回A盤収録
作詞 栗原暁(Jazzin'park) 作曲 久保田真悟(Jazzin'park), 栗原暁(Jazzin'park) 編曲 久保田真悟(Jazzin'park)

このタッグは最×強。信頼のオシャレカッコイイ最先端。
イントロが車の走行音のように聴こえ、続く伴奏のポン…ポン…という落ち着いたピアノに静かな雨音を感じさせる。そして冒頭、はまりゅせの歌声が曲調にとてもよく合う。サビへと雨脚が強くなり、一気に激しくなる伴奏は土砂降りだろうか。そして徐々に雨が上がり、伴奏が一瞬凪ぐところが雨の切れ目、雨上がりの草原で吠えるライオンの姿が目に浮かぶ。雨の色々な表情を生き生きと捉えた曲

そして、たまたま聴いていていたのがこの曲だったので、今回テーマが「雨」と相成りました!雨の曲として最強の曲だと思っています。

 

②『クチウツシ』★シングル「スタートダッシュ」通常盤収録
作詞:SIROSE from WHITE JAM 作曲:Christofer Erixon, Erik Lidbom, Doojinso 編曲:Erik Lidbom

これは外せない。私的雨の二大巨頭の一つ。イメージとしては初夏の夕立。夏の夕べ、空は晴れてるのにまるでシャワーのように一瞬通る雨。雨粒の反射が見えてきそうなくらい、本当にキラキラしててきれい。軽快で少し風変わりなメロディーと緩いテンポから編み出される儚さと透明感。ありもしないキラキラした青春がよみがえってくるから不思議だ。(不思議だ…)(誇大妄想)
ダンス込みで好きな曲です。

 

③『The Call』★アルバム「W trouble」初回B盤収録

作詞:常楽寺澪 作曲:Philip Eliason, Anton Hellgren 編曲:Philip Eliason, Anton Hellgren

はまりゅせで雨の曲は優勝なんだって…!!!これをくじで引き当てたりゅせさん、あなたは天才か。(ダブトラB盤お持ちの方は特典映像ご覧ください!)
イントロから不意に始まる不通音。ミステリアスな感じは、伴奏のユニークさも相まって加速していく。弱く長く、そして冷たい雨だ。そしてバックに終始流れる独特なリズムと音が、雨の日特有の暗さや鬱屈した心をイメージさせる。そしてご存じ、失恋と雨はよく似合う。切なく空虚な詞は、雨の冷たさや感触が生々しい。

低めで落ち着いた声のりゅせさんと優しくやわらかな声のはまちゃん。はまりゅせの歌声は雨との親和性ほんとに高すぎる

 

④『アメノチハレ』★シングル「アメノチハレ」収録

作詞:MORISHIN 作曲:川口進, MORISHIN 編曲:CHOKKAKU

梅雨の時期のしっとりした雨のイメージ。息の長い流れるようなメロディーに、長く降り続く雨を感じる。メンバー同士のハモりや被せの聴き心地のよさに、力強さのある歌声が加わり飽きさせない。メッセージがストレートに届き、明日を信じてみようという気持ちになる。ラストのすがすがしさと壮大さは、心が晴れて気持ち良い。

 

⑤『Rainbow Chaser』★アルバム「rainboW」収録

作詞 栗原暁(Jazzin'park) 作曲 久保田真悟(Jazzin'park), 栗原暁(Jazzin'park) 編曲 久保田真悟(Jazzin'park)

最強タッグ再び。雨の曲というより、雨上がりの曲という感じがする。道には大きな水たまりと、空気は少し冷えて透き通った感じ。メロディーが全体的に透明感を湛えていて、心が浄化されそう。そして見上げれば空には虹が。最高ですね。ジャニーズWESTの概念みたいな曲だなと、個人的に思ってます。詞も色彩があってきれいで好き。

 

⑥『Parade!!』★アルバム「Westival」収録

作詞:福岡良太 作曲:Takuya Harada, Christofer Erixon, Josef Melin 編曲:船山基紀

これも外せない(2回目)。雨の日だって楽しいよね!って心の底から思わせてくれる曲。この曲を聴くと、雨がキャンディみたいな(ダジャレ回避のつもり…)カラフルでポップで可愛いものに思えてくるから不思議。そしてミュージカルみたいな華やかさ。旋律にいろいろな楽器を聴きとれるのも、耳に楽しい。私はたまに入るリンリンという可愛い音が好きです。(何の楽器なんだろう…?)

 

⑦『サヨナラなんかじゃ終わらせないから』★シングル「証拠」初回A盤収録

作詞:MORISHIN 作曲:MORISHIN, REO 編曲:REO

これは最後の1枠で迷った。前半、中央の一輪の花に雨が降り注いでいる光景がイメージされる。穏やかな伴奏も相まって、サビへ続く歌詞が、さながら花を咲かせるための優しい雨のように聴こえるのは圧巻。そしてサビは雨が止み、グッと開花するような力強さに満ちていて、前向きな歌詞がまっすぐ届く。雨上がりのラスト、神ちゃんの語りかけるような歌声が心に響く。

 

というわけで雨の日プレイリスト、こんな感じになりました!
改めてまとめると…

◆雨の日プレイリスト◆

『真夜中のLION』[約4分]
『クチウツシ』[約4分]
『The Call』[約3分半]
『アメノチハレ』[約4分半]
『Rainbow Chaser』[約4分]
『Parade!!』[約4分]
『サヨナラなんかじゃ終わらせないから』[約3分]

一周すると30分弱。移動時間とかでも味わえそう…!!

雨は雨でもいろいろな雨があって楽しいですね!やっぱりWESTの曲ってすごい。しかし雨というと、やはり大人っぽいイメージもあるのか、最近の曲に偏ってしまった気もします。あと、神山さんソロで終わる曲が多かった…!!新しい発見でした。

にしてもノリで始めただけに、できそうな天気があと「晴れ」と「雪」くらいしか思いつかず…。早くも愕然としています。 シーン別、時間別とかもありかな。考えてみます!

お読みくださりありがとうございました!それでは!

 

皆さんのイチ推し雨の日ソング、雨の日プレイリストもぜひ聞いてみたいです!
その他、ご意見・ご指摘・ご感想などもこちらまでお願いします。

odaibako.net

皆さんのご意見を踏まえた、最強のプレイリストも作ってみたいとも考えています。
もし本ブログ上でご意見が紹介されても構わないという方は、お手数ですがその旨一言添えていただければと思います。

 

 

♪ 今回紹介した曲のリンク集
実際に曲を聴いてみたい方へ向けて、試聴可能な公式HPやMV等のリンクをまとめて載せておきます。ご活用ください。

①『真夜中のLION』

【試聴】Johnny's Entertament Record ジャニーズWEST「でっかい愛/喜努愛楽」ページ
https://www.jehp.jp/s/je/discography/JECN-0654?ima=5829&tpar=J0010

③『The Call』

【LIVE映像】2:19~付近からです


www.youtube.com

※ちなみに言及したB盤の特典映像について、プロモーション動画があったので、現物は持っていないけど雰囲気を知りたい方はご覧になってみて下さい。

 

④『アメノチハレ』
【試聴】Johnny's Entertament Record ジャニーズWEST「アメノチハレ」ページ

https://www.jehp.jp/s/je/discography/JECN-0564?ima=4355&tpar=J0010

⑤『Rainbow Chaser』

【MV】ほぼフルサイズで聴けます


www.youtube.com

【Short Movie】サビのみですが、ムービー仕立てです


www.youtube.com

⑥『Parade!!』
【試聴】Johnny's Entertament Record ジャニーズWEST「Westival」ページ

https://www.jehp.jp/s/je/discography/JECN-0513?ima=4855&tpar=J0010

 

ジャニーズWEST『to you』 ~「別れ」を言わずして「別れ」の曲を書くすごさ~

はじめに
はじめまして、あいりすと申します。
少し自己紹介をすると、一昨年沼落ちした赤橙寄り虹色ジャス民3年生で、普段は絵を描いたりしながらゆるっと応援しております。重岡さんの書かれる曲が本当に素敵で大好きで、語る場を求めて、ブログを始めようと思い立ちました。
ここでは、重岡さんの楽曲を中心に、WESTの楽曲について私が思ったこと、感じたことを綴っていければなと思っています。どちらかというとメロディーよりも歌詞に比重の寄った記述になるかと思います。あと、どれもめちゃくちゃに長文になります!どうぞ、途中息継ぎしながら読んでいただけたら!!よろしくお願いします。

 

第0章 ブログの構成&曲紹介

【1】ブログの構成

まずは、重岡さん新作『オレとオマエと時々チェイサー』収録の18thシングル・「黎明/進むしかねぇ」明日19日発売!!おめでとうございます!

↓リンク貼っておくので良かったらどうぞ新曲も!↓


www.youtube.com

さて今回のブログでは、たくさんの楽曲がある中で(重岡さん詞は「オレと~」含め9曲書かれているそうです…すごい)、めちゃくちゃに迷った結果「W trouble」通常盤に収録されています、『to you』について語っていこうと思います。

これからの運営は未定ですが、今回は
「第1章 感想編」「第2章 考察編」の2本仕立てで構成しました。
第1章では、『to you』に関して歌詞や曲を聴いた感想や、重岡さんの楽曲の世界観とその魅力について自由に語っています。一方第2章は、『to you』の歌詞をいろいろな視点から読んでみて、その解釈を個人的にまとめたものになっています。各章は独立しているので、どちらから読んでいただいても大丈夫です。
第1章 感想編へ
第2章 考察編へ

余談ですが、タイトル「巻末ページ」というのは、よく単行本などで見かける、巻末にある作者以外の方が付ける解説のページをイメージしています。解説は恐れ多く、また内容的にも及びませんが、感想と解釈を思いのままに書いていくスタイルでやっています。
※作曲などの知識が乏しいため、曲構成の説明(Aメロ, Bメロ等)に誤りがあるかもしれません。大目に見ていただけると幸いです。

【2】曲紹介(※ご存じの方は読み飛ばしてください!)

ここでは、曲についてご存じない方に向けて、ごく簡単に曲の概要や雰囲気を紹介します。もう知ってるよ!という方はどうぞ読み飛ばしてください。

『to you』作詞 重岡大毅、作曲 重岡大毅、編曲 ha-j
『to you』はアルバム6枚目「W trouble」の通常盤にのみ収録の楽曲で、ジャニーズWESTのセンター、重岡さんが作詞作曲を手掛けた楽曲です。(重岡さんは俳優として大活躍していますが、作詞作曲もコンスタントに行っています。2021年は4曲、さらに2022年は明けて早々の明日、新曲が出るなど、その制作スピードには驚きますし、ファンとしてはその才能に毎度毎度尊敬するばかりです。)重岡さんの曲の中では作詞としては3曲目、作曲は2曲目にあたり、初めてユニット曲ではなく、WESTメンバー全員で歌った曲になります。同アルバムの初回限定盤Bの方には、重岡さん、小瀧さんのユニット曲である『do yo know,  girl??』が収録されており、この楽曲も重岡さんは作詞作曲(※小瀧さんと共作)を手掛けています(この曲もギミックがいろんな意味で相当すごいので笑、いつか語りたいです)。『to you』は「別れ」がテーマの曲ですが、明るいメロディーが特徴で人気の高い曲です。ライブDVDのダイジェストでサビの一節が聴けるので、良かったら聞いてみてください。リンクを貼っておきます。(前述の「do you know, girl??」も少し聴くことができます。)


www.youtube.com

※『to you』3:36~です。

 

第1章 感想編

前置きが長くなりましたが、そろそろ本題に入りたいと思います!
前述の通り、『to you』は全体的に「別れ」がテーマの曲です。いろいろな「別れ」がある中で、私は別れといいつつも、永遠でない別れ、人生の新しいステップに向かう旅立ちの日のイメージを強くこの曲から感じています。(ほぼ第一印象で、初めて聴いた時からのイメージですが、これを書くにあたっていろいろと見方が変わった部分もあります。第2章で詳しく書きます。)例えば、印象的なのはBメロ

永遠だとか 一生なんてな

どこにあるんだ

 

もう 探さない 見つからない

また一人 また一人

それぞれの道 歩いてく

どいつもこいつもいい顔で

詞を読んでいて、なんとなく若い感性というか、若さゆえの別れに対する葛藤や悩みが表現されている気がします。若いときって「人生とは何か?」「人はなぜ出会い別れるのか?」とか無性に哲学するものですが(筆者にもそんな時代がありました、懐かしい笑)、そんな誰もが通るような悩みも、重岡さんは
「永遠だとか 一生なんてな どこにあるんだ」
とフランクに、そしてやわらかい曲調で表現してくれます。悩む自分に言い聞かせる独り言のようで、聴き手に語りかけて安心させてくれるような響きもありますし、フランクさの奥には、同じように悩んできた経験と、それを乗り越えてきた大人だからこその余裕と包容力を感じます。重岡さんご自身もこんなふうに悩んで成長されてきたのかもな、などと想像を巡らせてしまいますね。日常や心のうちを丁寧に描かれることが多いからか、曲というフィルターを通して、重岡さんの歩まれた軌跡や見てこられた景色を垣間見たような気になるのかもしれません。
そしてサビへ続く、
「それぞれの道 歩いてく どいつもこいつも いい顔で」
やはり永久の別れを惜しむような、しんみりした雰囲気ではなく、悩んだって答えは出ないし、くよくよ考えるのはやめよう、明日から新しい道へ進むんだ、前だけを見よう!というすがすがしさを感じます。「どいつもこいつも いい顔で」を桐山さんがとても明るく歌っておられるのも、そう感じる所以かもしれません。どこか卒業式の、寂しさはんぶん、ワクワクはんぶんみたいな、あの感じを思い出します。卒業式のイメージがあるのは、やはり2番Aメロ

お前の恥ずかしい過去知ってるぜ

お互い様か ネタには出来ないな

の影響も大きいような気がします。ここは、原曲で歌割りがばどのお二人というのもあり(W troubleのライブ、このシーンエモかったな…)、昔からずっと一緒だった友だちへ向けた言葉と捉えることができます。親しげで明るい口調なのがイメージできるのに、そこはかとない寂しさが漂う。相手にちょけて「お前の恥ずかしい過去知ってるぜ」と言ってみようとするけれど、別れの寂しさからか気後れして言えなくて、「お前」を前にして心の中でつぶやく。そんなストーリーが見え隠れしているように思います。卒業式らしい。こんなにも想像が膨らむような、この2行に詰まった言葉選びのセンスと表現力の高さ。重岡さんの詞の凄さと魅力の両方をうかがい知れる、最強のフレーズだと思います。

明るさと暗さの両面という点で言えば、この曲、歌い出し(1番Aメロ)も凄さを感じるところです。

思い出し笑いできるんだ

あの日々僕の足元を照らすんだ

何とかなるって 夜明けの魔法すがろうか

でも何もかも失くしたくない

まず、「思い出し笑い」なんてキャッチ―なフレーズから始まる曲、そうそうない気がします(歌詞としても珍しいのではないでしょうか)。その辺りも大いに注目したい点なのですが後回しにして、戻ってこの節全体をもう一度読んで頂きたいと思います。<➡歌詞へ戻る>

さて、皆さんはこの4行に何を感じたでしょうか。それぞれ違うとは思いますが、とても前向きな感じを受けるのに、少し寂しさというか影があるように感じるのではないかなと思います。…すごくないですか?何がすごいか。ここ、一文一文を見てみると、明るいイメージや前向きなイメージがあって、寂しさなんてどこにあるの?という感じですよね。でも4行を通して読んでみると、主人公が別れに向かうことが読み取れて、寂しい感じ、心に隙間風が吹く感じがしてくる。この主人公には、近く過ぎ去ろうとしてしまう時間があるんだな、誰か大切な人たちとの別れが迫っているんだなと感じ取れます。「別れ」なんて単語は一切使っていない。それでも「思い出し笑い」「あの日々」「夜明けの魔法」といったポジティブなキーワードと、無駄のないスリムな表現で、この状況を受け手に想像させるわけです。行間を言葉で埋めてしまうのではなく、言葉は最低限にとどめ、行間に幅を持たせる。そして受け手の想像に委ねる。作詞家・重岡大毅としての真髄がここにあるように思います。
なおこの歌い出しについては、後ほど2章考察編でまた異なる視点から扱います。併せてお読みくだされば幸いです。

畳みかけるようなCメロも惹かれるものがあります。

どれもこれも何もかもって

大事なもんはどんどん増えてって

自分ってなんだろ 人生ってなんだろ

何だっていいじゃん love you やっちゃいな

こうやって詞を読んでいても、一番熱くて、メッセージが込められているのが伝わります。生きていると、辛いことが重なって苦しくなることもあるけど、楽しいからこそ、幸せだからこその辛さもあります。特にそれを手放したり、それが過去のものになるとき、その辛さは身を切られるような痛みを伴います。いつまでも過去の良い思い出に浸っていることはできないし、楽しいことにだって上限がある。ときに自分の気持ちを裏切ったり、自分に鞭打って辛さに向き合わなきゃならない。こんな辛さ/楽しさが目まぐるしく切り替わるとき、「自分」や「人生」の意味を問いたくなるのが人情です。この気持ちをリズムよく、悲観的になりすぎることなく吐き出させ、徐々にギアを上げてメッセージの最骨頂へとバトンを繋ぎます。
「何だっていいじゃん love you やっちゃいな」
一見突き放しているようにも見えるけど、悩んでいるときに聞いたら、きっと気持ちが楽になることばだと思います。慰めと信頼の距離感がちょうどいい。それに「you やっちゃいな」。ここはジャニーさんの口ぐせとして知られている言葉です。ジャニーさんへの想いを乗せた、特別な詞となっている気もします。それに、重岡さんたちご自身が、悩んでいるときにジャニーさんから掛けられ、気持ちが軽くなったことばなのかもしれませんね。メッセージ性が強くて熱さがあるCメロですが、神聖で美しくもあり心が震えます。

サビは一番、重岡さんの楽曲の魅力が詰まっている部分でしょう。語りたい箇所が山のようにあります。1番のサビを引用します。

じゃあな じゃあな 寂しくなるぜ

全てが 全てが 恋しくなったって

放物線を空に描こう

あなたへ届け 虹色のピース

ありがとう ありがとう 旅立つ背中に

いつか僕は僕で 待っていて 見守って

一人帰り道 口ずさむ

新しいメロディー ふっと笑った

まずは、好きな表現の話からさせてください。

この曲を初めて聴いたとき、一番印象的だったフレーズが、サビの「放物線を空に描こう」でした。分かり合える方いらっしゃるかな。「放物線」なんてワード、なかなか曲で出くわさないし、教科書にある(しかも数学とか物理?)ような単語なのでとにかく印象が強い。しかも唐突に出てくるので、なかなかに面食らった記憶があります。でもこの後、「放物線を空に描こう あなたに届け 虹色のピース」と続くんですよね、すごくしっくりくるんです。文の意味が通るだけでなく、「放物線」がキャッチボール的なイメージで「届け」と、そして見た目のかたちという点で「虹」に掛かっている。純粋にすごいなと思います。
重岡さんの詞を読んでいると、ワード自体は違和感があって引っかかるものが多いのに、フレーズで見ると自然でしっくりくるということがよくあります。しかも、このフレーズが一度聴いたら心を掴んで離さないという、独特の魅力をはらんでいる。なぜ重岡さんの楽曲は、そこまで心惹かれるものがあるのか。言葉選びと言葉の組み合わせ方が絶妙だもの、といってしまえばそれまでですが、ブログですし、もっと深く考えてみようかなと思います。
まず、大前提として、狙ってインパクトのある言葉をチョイスしているわけではないということです(「おい仕事ッ!」は言葉遊びが前面に押し出されているので、ここでは例外)。たまに「やってんな」というくらい強めの言葉を並べた楽曲もあります。それも表現方法の一つとして確立しているわけですが、重岡さんの楽曲はそこには当てはまらないと思います。なぜなら、流れに無駄がなく自然ですし、言葉が全体の流れに先行することがないからです。このように単語に対してその流れが自然というのは、文脈がその単語を必要としているためです。つまり、先ほどの「放物線」の例でいえば、ここの表現は「放物線」でないといけない、「放物線」以外の単語は考えられないのです。重岡さんの楽曲ではインパクトのある言葉が、[アクセサリー]なのではなく、必要不可欠な究極の表現であり、[スリムさ]を追求した結論なのだろうと感じています。だからこそ、たとえ奇抜な言葉を使っているように見えたとしても、それが鼻につくようなことはなく、逆に心を打つものになっている。計算してできるものではないと思うし、これは本当に先天的にせよ後天的にせよ、重岡さんの突出した才能なのだろうと思います。(もし計算だったとしてもすごいから!)外からは見えにくいところにも輝くものを持っているって、かっこいいなあと改めて思います。

サビの魅力は他にもたくさんあります。次にお話したいのは、

(1番サビ)

一人帰り道 口ずさむ 新しいメロディー ふと笑った

(2番サビ)

一人帰り道 この胸に 止まらないリズム ふっと感じた

(大サビ)

一人帰り道 立ち止まる 懐かしい声に

サビ「一人帰り道」シリーズです。

めちゃくちゃ情景が思い浮かぶし、何とも言えないエモさ、フィルム映画のような温かさが感じられて好きなところです。
一人帰り道。詳しいシチュエーションは分からないけど、どことなくさみしさが漂いますよね。夕方っぽいような。きっとあまり人が通らないような道を歩いていて、少し心細くなったのでしょうか。気を紛らわすため小声で口ずさんでいたら新しいメロディーが不意に出て嬉しくなった…。すごく《ありそうな》光景で心が和みますし、曲作りは地元をバイクで走らせているとき、銭湯の行きかえりにも思いつく、というお話を聞いていると重岡さんご本人の体験なのかなとも想像が膨らみます。2番と大サビのフレーズも、1番の「メロディー」に続き、「リズム」「声」と聴覚に訴えかけるような表現に統一されていたり、2番の「止まらない」と大サビの「立ち止まる」1番の「新しい」と大サビの「懐かしい」が対比になっているようで、小さな発見に心がときめくと同時に、おしゃれだなあと感嘆してしまいます。
先ほどフィルム映画のような暖かさがあると書きましたが、重岡さんの書かれる歌詞の魅力の一つに、誰もが目にしているであろう日常的なことがらを取り上げている点があると個人的に思っています。些細な日常の風景やできごとをメロディーに乗せていくことで、華が添えられるというか、モノクロの景色に色がついて鮮やかにきれいになっていく…。そんなふうに感じます。どちらかというと、パキッとした色合いでデジタルイラストやアニメを想起させるような楽曲が昨今多い印象の中、重岡さんの書かれる曲の印象は絵本や水彩画から受けるような素朴な暖かみがあり、どこか懐かしさを感じます。このような印象に、言葉のおしゃれな要素とモーションがプラスされて、フィルム映画のような印象を受けるのかもしれません。

最後は、これです。サビのスタート。
別れる人に掛ける言葉に「じゃあな」と「あばよ」と「またな」。すごく重岡さんが言いそうなので、担当としてはほっこりしてしまいます。「さよなら」とか「ばいばい」とか(メロディーに合わなすぎるけど…笑)いろいろ別れの言葉がある中でこの3つなのは、等身大の重岡さんを直に感じられるようで、ファンとしてはうれしいです。ここの部分、「じゃあな じゃあな」「あばよ あばよ」「またな またな」と音が2回重ねられています。それぞれの言葉は別れの挨拶としては軽い感じがしますが、言葉を重ねることで別れを惜しむ気持ちがにじみ出ている気がします。また、ここに続く歌詞は、一見別れが最後じゃないんだよ、と力強く呼びかけているようにも聴こえるけれど、実は自分にも言い聞かせているようにも感じとれます。聞く人の背中を押しているようで、直面している別れを言葉で支えないと押しつぶされそうな少し弱い自分もいる。すごく人間らしいんですよね。重岡さんはいろいろなバラエティ番組で「一般人」などとイジられていますが、ご自身がキラキラしたアイドルであっても、こういうところが苦しいんだ、悩んでいるんだと詞や言葉を通して打ち明けてくれたり、みんなもこういう気持ちあるよね?って共感してくれたり(WESTV!の「間違っちゃいない」の演奏前のスピーチ、とても心に響いて感銘を受けました)、本当に良い意味で《一般人》なんだなと感じています。飾らず、おごらず、一般の人の気持ちも理解してくれる。とても素敵で、そんな自担のスタンスが大好きです。

 

いろいろ語ってきましたが、『to you』の全体的な印象と特徴に話を広げて、第一章のまとめとしましょう。
『to you』の特徴だと思うのは、1曲通してほぼ語り口調という点です。これは重岡さんの作品全体にも言えることかもしれませんが、特に『to you』は詩的な情景説明が少なめで、逆に心情表現がより丁寧であるように思います。重岡さんの詞は、『to you』もそうですが、ある主人公の目線でストーリーが展開されることが多いです。ここに共感性のある丁寧な描写と高い表現力が加わり、聴き手をスッとその物語へ連れて行ってくれます。この上で語り口調というのは、重岡さん自身のまっすぐで照れ屋なご性格を鑑みると(重岡さんのソロラジオなんか、自分語り多めの良きラジオだったなあと思ってると次の週はしっちゃかめっちゃかだったり…がしょっちゅうで、照れ屋さんな部分出まくってて可愛いなあと思うこの頃です笑)、その物語の中に、ご自身の経験や心情、考えを反映する上である種のクッション的な役割をしているように思います。(ちなみに重岡さんと同様作詞作曲を多く手掛けている神山さんは、伝えたいことと聴き手の間に定規で直線を引くかのように、まっすぐド直球な切り込み方をされている印象で、重岡さんとは真逆な気がしてます。かみしげ…) また、別れという、ややもするとメッセージが先行して押しつけがましくなりそうなテーマの中で、語り口調はやわらかい雰囲気と親しみやすさを作りだして、唯一無二の別れの曲になっているのだと思います。

今まで重岡さんの作る曲を聴いてきて感じるのは、繰り返しになりますが、直接の言葉は書かないのに、心情や状況が聴き手にスッと入ってくるような表現が秀逸で特別だということです。多くを語らない代わりに、多くを、もしくはそれ以上のものを受け手に想像させる。こうして彼の書く詞は、作り手と聴き手が一体となることで初めて、あの独特の世界観を生み出すのだろうと思います。聴き手が必要なのはどのアーティストも同じかもしれませんが、重岡さんの楽曲は意味合い的に一線を画していて、聴き手がいてこそ、曲がさらに数段上に昇華され、そして完成される。しかも受け手によってそれぞれ違う完成形ができあがる。曲から無限に世界が広がるという感覚が、他の曲にはない特別さだと感じます。こんなにも稀有な才能を持つアーティストに今出会えていて、彼の創る曲にこうしてリアルタイムで触れる境遇にいるのは、とんでもなく幸せなことなのかもしれないなと改めて思いました。

以上、第1章感想編でした。お読みいただきありがとうございました。
第2章考察編に続きます。

第2章 考察編

【1】サビの解釈

第1章で、私はこの曲から、いろいろな種類の別れの中で「卒業式的な」別れを感じるとお話しました。しかし、この文章を書くにあたって、『to you』の歌詞を改めてじっくり読んでみたところ、「こういう読み方、捉え方もできるんじゃないか…!?」といろいろと深読みする事態に陥りました。
1番サビ2番サビ大サビを引用してみます。

(1番サビ)

じゃあな じゃあな 寂しくなるぜ

全てが 全てが 恋しくなったって

放物線を空に描こう

あなたへ届け 虹色のピース

ありがとう ありがとう 旅立つ背中に

いつか僕は僕で 待っていて 見守って

一人帰り道 口ずさむ

新しいメロディー ふっと笑った

(2番サビ)

あばよ あばよ 会いたくなるぜ

でもな でもな 今はまだ早いね

一人帰り道 この胸に

止まらないリズム ふっと感じた

(大サビ)

じゃあな じゃあな 寂しくなんかないぜ

またな またな 今じゃないどこかで

放物線を空に描こう

あなたへ届け お決まりのピース

ありがとう ありがとう 旅立つ僕らに

あの日の僕らが 待ってるって 見守ってるって

一人帰り道 立ち止まる

懐かしい声に

中でも一番サビと大サビの歌詞に注目してみると…

(1番サビ)「寂しくなるぜ」
 (大サビ)  「寂しくなんかないぜ」
(1番サビ)「ありがとう ありがとう 旅立つ背中に
 (大サビ)  「ありがとう ありがとう 旅立つ僕らに
(1番サビ)いつか僕は僕で 待っていて 見守っ
 (大サビ)  あの日の僕らが 待ってるって 見守ってるって

めちゃくちゃきれいな対比になっている…!!(すでにできている…!!のテンション!)1番サビと大サビって、呼応してるんですよ…!私、これに初めて気づいて、大発見!!って小躍りしたのですが、もう皆さん通られた道でしょうか…。私は曲を聴いているとき、音が先行してしまうタイプの人間なので、詞の深い意味まで頭が回らないんですよね…うーん悩ましい。(中間さんの『"Pinocchio"』のときはもれなく頭こんがらがりました、今も普通に聴いているときは詞のことはあまり考えられていないです、中間くんごめんなさい)

言葉を追っていくと、1番では「あなた」が旅立ち「僕ら」はそれを見送る立場。逆に大サビ「僕ら」が旅立つ側で、「あの日の僕ら」に見守られているというふうに読めそうです。さらに大サビの「僕ら」は、1番の「あなた」が旅立った場所へ旅立つと考えることができるのではないでしょうか。さて、旅立つとはどこへ…?はたまた、「あなた」って誰…??
ここでは、第1章でお話しした以外の解釈について、考えてみたいと思います。

【考察①】「あなた」は天国の恩人…??

確か筆者の記憶では、重岡さんはこの曲の《別れ》について、以前ラジオで「故ジャニーさん」も意識したと仰っていたかと思います。(1章の方でも触れた通り、これは「you やっちゃいな」からも読み取ることができます。)これは1番で、「僕ら」が、旅立つ「あなた」へ「ありがとう ありがとう」と呼び掛けていることからも、「あなた」がお世話になった相手と読めますし、その意味でも恩人説は当てはまりそうです。では、肝心の旅立つ「場所」とは…? …天国????(※ここでは、亡くなった方が行く世界を指して「天国」という言葉を使っています)
いやいやいやいや、それはないでしょ、となりますよね。もし天国だとしたら、大サビで「僕ら」は死んでしまうことになりますから。でも、場所を天国と捉えて読むと、意味が通らなくもないような…。とりあえずサビに限って、この視点から見ていきたいと思います。

1番<歌詞参照はこちら>の時点では、「僕ら」は元気で、天国へ旅立つ恩人を「寂しくなるぜ」「恋しくなったって」と惜しんでいます。その「旅立つ背中」に、「ありがとう」そして天国で「待っていて」「見守って」と声を掛けます。そしてお別れの日の「帰り道」に、恩人との絆を象徴するものでもある歌、「新しいメロディー」が浮かんで、「ふっと笑った」。
…意味が通ってしまった。続いて2番のサビと大サビについても考えてみたいと思います。
・時系列として、2番<歌詞参照はこちら>は1番よりも時が経った時点と考えられます。恩人に向かって「あばよ」というのかという点、少し引っかかりますが、突然会えなくなってしまった虚しさから「会いたくなるぜ」、でもまだ「僕ら」が恩人のいる世界(天国)へ行く日までは「今はまだ早いね」。お墓の前で静かに対話している光景が思い浮かぶ気がします。また、続く「止まらないリズム ふと感じた」は、1番の「メロディー」と対になっているようです。私は、この「止まらないリズム」から、《心臓の鼓動=「生」の象徴》を連想しました。「今はまだ早いね」とも意味的に矛盾しないように思います。
大サビ<歌詞参照はこちら>では、かなりの月日が経ってついに「僕ら」が旅立つ日と考えられます。旅立ちでも恩人のところへやっと行ける、「寂しくなんかないぜ」。そして、残った人たちに、また違うどこかで会おうと誓う。「あの日の僕らが 待ってるって 見守ってるって」は、今のこの別れの光景を、恩人の「あなた」を見送った「あの日」の光景と重ね合わせているように取れます。そして、「『待ってる』」「『見守ってる』」という、「あなた」の「懐かしい声」を聴いて「立ち止まる」。ここで「僕ら」は「あなた」に幾星霜を越えてやっと会えた、ということが分かり、物語が終了するとも捉えられます。
ずいぶんと壮大なストーリーになってしまった気はしますが、意味はなんとなく通ったかなと思われます。

【考察②】「あなた」は想い人…?

実は『to you』、恋愛ソングだった?という考察です。作詞1作目にしてすでに、『乗り越しラブストーリー』という珠玉のピュアな恋愛ソングを書かれた重岡さんですから、恋愛ソングという線もありなのでは…?という筆者の妄想の末生まれた解釈です。

1番<歌詞参照はこちら>について。別れは別れでも、フラれるという意味合いではなく、始まりは単に仕事や就学の関係などで遠くに行ってしまうという、距離的な別れなのではないかと思いました。なので主人公には遠距離恋愛中のカップルがしっくりくる気がします。「僕は僕で 待っていて 見守って」から、パートナーである「あなた」は「僕」より一歩先にいる存在で、「僕」は「あなた」の背中を追いかける立場なのでしょう。1番から想像するのは、遠距離になるその日か、一旦戻ってきた「あなた」がまた帰ってしまう場面です。なので、「寂しくなるぜ」「恋しくな」るというセリフは、恋人と離れ離れになる心情を映したものでしょう。そして「じゃあな~旅立つ背中に」までは、遠くに行ってしまう「あなた」に掛ける「僕」の励ましの言葉と捉えられます。「あなた」へのはなむけにピースサインを贈る「僕」。なんだかほほえましい光景です。このあと、隣に「あなた」のいない一人だけの「帰り道」。寂しさを紛らわすように「口ずさむ」と「新しいメロディー」が不意にできた。全体的に意味は通りそうですが、この解釈で考えると、ここの「新しい」という形容詞に少し違和感を覚えます。
2番とサビ<歌詞参照はこちら>はどうでしょうか。「いつの日か~お前の夢 笑わないぜ」から、パートナー側が大きな決断をして、進路を転換したのではないかと読めそうです。そして少し2人の関係性が変化したのではないでしょうか。サビでは「僕」は「あなた」に会いたいという気持ちを押えて、会うのは「まだ早い」、相手に釣り合うようにならないとと自分に言い聞かせているように聞こえます。「あばよ」は夢に向かい、どんどん離れていく「あなた」の背中に向けた言葉に見えますし、「一人帰り道」の「」とは道路というより、違う進路、人生の道という意味の「である気がします。また、「帰り」と付いていることから、「僕」は「あなた」を追いかけてきた人生を引き返しているのではないでしょうか。そして「止まらないリズム」とは、「あなた」が新しい道を進んでゆくテンポのことを指し、「僕」はその差を痛感している。どうも、1番では単なる遠距離という距離的な別れだったものが、ここで心理的な別れになってきているように感じます。
・前向きなメッセージと捉えられるCメロ<歌詞参照はこちら>ですが、この視点に立つとニュアンスが少し変わるもかもしれません。前半は「僕」のもやもやした気持ち、そして「なんだっていいじゃん」がつっけんどんに聞こえてきそうです。
大サビ<歌詞参照はこちら>はいろいろな解釈ができそうです。1つは別れる決心がつき、相手に別れを告げる場面という読み方。このとき「僕」は別れに対して前向きです。これは「旅立つ僕ら」と旅立つのが複数形「僕ら」であることより、「僕」にも人生の目標ができたからと考えられます。この場合、後半の「あの日の僕らが~」を上手く説明できないのと、「懐かしい声」の主について解釈が分かれるように思います。2つ目の解釈としては、2番から紆余曲折あって、「僕」と「あなた」が結ばれるという展開です。「じゃあな~」「またな~」は過去へ別れを告げ、「旅立つ僕ら」は過去から旅立ち未来へ向かう2人、「あの日の僕ら」は1番や2番で関係性に悩んだ僕らであり、過去の経験が今の僕らを支える力になっていると読み取れます。一方「一人帰り道」の情景説明、「またな またな 今じゃないどこかで」が少ししっくりこないこと、2番からの飛躍が大きすぎることが難点と思われます。

第1章含め、いくつかこの曲の解釈をお伝えしました。個人的にはもっとたくさんの解釈があるし、まだまだ語れる気がしています。もっと発展させようと思うと、一番と大サビが関連していることに注目して、一番サビと大サビが同じ情景を違う視点から見たものと捉えることもできそうなのですが、今回は割愛とします。
皆さんはこの曲に、どんな解釈をお持ちですか?

【2】気になったところ

読んでいて気になった箇所の思考や推察をまとめたメモです。あまり上手くまとまっていませんが、解釈の一つとして書き留めておきます。

①『to you』の裏テーマ?

裏テーマといっても、悪読みするわけでは決してないので悪しからず。では何か。
『to you』の歌詞って「足」に関係するワード多くない?ということです。

多分「えっ?」ってなると思うので、ちょっと挙げてみますね。

・足元 ・それぞれの道 ・歩いてく ・一人帰り道 ・信じてる道 ・進むんだ ・立ち止まる

1つの曲中にあると考えると、けっこう多いのではないかと思います。「足」「道」「歩く」「進む」「立ち止まる」など、全部「足」が関係する動作だったり、単語だったりします。足は前進するイメージで前向きな印象もあったりしますね。今「足」に関係する言葉を挙げましたが、『to you』には「光」に関係する言葉もいくつか見られます。光も明るい印象がある言葉です。テーマは「別れ」と言いつつも、その奥には「別れ」を乗り越えて明るく前に進んでほしいという願いがあるのではないかと感じます。もし意識されて書かれていたなら、余計に素敵ですよね。

②最初と最後の歌詞のリンク

『to you』は始めと終わりの歌詞がリンクしているように見えます。

(歌い出し)

思い出し笑いできるんだ

あの日々僕の足元を照らすんだ

(歌い終わり)

思い出し笑いできるんだ

この日いつか足元を照らすんだ

歌詞を見てみると、どちらにも「思い出し笑い」と「足元を照らす」が共通して入っています。違いとしては、始まりは「あの日々」に対し、ラストは「この日いつか」となっている点です。また、メロディの印象も全く違い、始まりは明るく、終わりは落ち着いた印象があります。
いろいろ解釈は分かれそうですが、注目すべきは、前者が「日々」と複数形、後者が「日」と単数であることでしょう。今までの解釈や一般的な指示語の用法も踏まえて考えると、「あの日々」は様々な思い出のある過去、「この日」はピンポイントに別れの日(大サビで描かれる日)と考えられます。どちらも「思い出し笑いできるんだ」から続く部分なので、この主人公にとってはどちらも良い思い出なのでしょうね。次にメロディに注目すると、終わり、つまり別れの日を振り返る方は落ち着いた曲調になっています。ここから推察するに、別れを乗り越えることで「僕」は成長できたのでしょう。別れに対しとまどいを感じさせる1番や2番の歌詞と比較しても、これは解釈的に良さそうです。この曲は、別れへの悩みや経験を通して、別れを「良い思い出」として達観できるようになった「僕」の物語と捉えてもよいのかもしれませんね。また、これが一つ大きなメッセージにもなっている気もします。

③「夜明けの魔法」って?

「夜明けの魔法」。初めて聴いた時、これも少し引っかかったワードでした。「夜明け」に「魔法」という組み合わせ、日常に非日常が飛び込んでくる感じがして不思議で。「夜明け」は、先述の「光」に関係したワードの一つです。しかし明るさを印象づけるだけでなく、そのままの時間的な意味もあるのだと思います。この国で別れの季節といえば3月。式とかに行くのに朝起きるとしたら6時とか7時とか?ちょうど日の出の時間に重なりますよね。「夜明け」は別れに向かう日の朝を指すと考えられそうです。
「魔法」の方は難しい…。普通に「おまじない」と捉えられもしそうですが、そんなに単純でいいのか…。考え甲斐がありそうです。「おまじない」なら、朝起きて窓の外に見える朝日になにかを願う姿、なんか想像に難くない気がしますが。「夜明けの魔法」ってなにか言い伝え的な何かがあるのかなとかも思ったりしましたが、調べた限りでは分からずじまいでした。

④虹色

1番サビ<歌詞参照はこちら>の「虹色のピース」の「虹色」です。第1章でも触れましたが、この「虹」は直前のフレーズ中にある、空に描かれた「放物線」のことを指します。しかし、もっと特別な意味があるのではと考えてしまいます。これは「虹」がWESTさんを指す言葉として使われているからです。「虹」はジャニーズWESTのモチーフです。そして「虹色」はWESTのメンバーカラーの七色を指します。つまり、「虹色のピース」とはWESTさんのピースとも読むことができるわけです。こうなると「あなたに届け 虹色のピース」というフレーズ、もう感動なしには聴けません。またさらに、この曲が重岡さんの曲では初めて7人で歌ったものだということを鑑みると、エモさが半端じゃない。こんな記念の曲に「虹色」というワードを選ばれるあたり、重岡さんって本当に最高だなと思います。

まとまりのない感じで終わってしまいましたが、そろそろ第2章の締めとしたいと思います。読んで頂きありがとうございました。

とても長々と語ってしまいました!なんと14000字超…!!!私もこれはちょっとびっくりです笑 これからの運営は未定ですが、できたら次は『乗り越しラブストーリー』『バニラかチョコ』など恋愛ソングを攻めてみたいなと思っています!
最後までお付き合いいただきありがとうございました!それでは!

 

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